首領と部下 【all】 ページ25
＜美希さんﾘｸｴｽﾄ＞
＿＿あの軍の首領(トップ)には手を出すな。
＿＿首領には、優秀な部下がいる。
＿＿出したら全てを消されてしまうから。
『よし、制圧完了』
kn「暴れたりんわ！！！」
sho「骨のない奴ばっかやで！」
『狂犬、ステイ』
Aは宣戦布告をしてきた敵軍に乗り込み、今まさに敵軍のトップの額に穴を開けた。
傍にいる護衛は狂犬と呼ばれるコネシマ、シャオロン。
制圧された部屋を見渡し、生き残った敵の兵士は銃を定めた。
狙いは首領のA。
彼女さえ倒せれば、国は自分を褒めてくれる。
兵士は引き金を引いた。
sho「あ？」
シャベルで弾丸を弾かれる。
シャベルを持つシャオロンが、目を光らせた。
兵士は「ひっ！」と声を震わせる。
いつの間にか背後を取ったコネシマが、兵士を床に倒し、押さえ込んだ。
コネシマの目に、光はない。
kn「今、誰を狙ったんや？」
コネシマの片手にある剣が構えられた。
シャオロンもシャベルを引きずりながら、ゆらりゆらりと此方に足を進める。
sho「なぁ？誰を、撃とうとしたん？」
kn「口あるやろ？答えろや」
牙を向けた狂犬。
兵士は歯をガタガタと鳴らした。
kn「Aを狙ったんやろ？なぁ？」
sho「お前、死んでも殺したるわ」
シャオロンはシャベルを兵士の頭蓋に振り下ろす。
『シャオロン、待て』
彼女の声に、ぴたりと動きを止めた。
Aは手を顎に添え、『ふむ』と頷く。
『悪いな。この子達、待てがまだ調教中なんだ』
sho「なんで止めるんや」
『敵軍の兵士やろ？なら、吐かせてからでも遅くないよ』
その言葉に、狂犬はニヤリと笑う。
kn「せやな」
sho「確かにな」
『良かったね。遊び道具が出来て』
彼女は笑顔で兵士を見下ろした。
笑顔は氷のようだ。
『私の部下は優秀なんだ。聞いたことあるだろう？』
シャベルが、剣が構えられる。
『私の可愛い犬達と、遊んでくれるね』
彼女の口から『よし』と呟かれた。
兵士の記憶は、そこで途切れる。
kn「A！言う事聞いたで！」
sho「守ったで！」
『うんうん。いい子』
Aは狂犬を褒め、優しく頭を撫でた。
嬉しそうに顔を赤く染める二人。
kn「Aの敵は俺達の敵や」
sho「俺達が守るからな。A」
『うん、守ってね。私の優秀な部下達』
＿＿彼女の脅威は、彼らによって消されるのだ。
＿＿宣戦布告をした国の兵士が、一人行方不明になったらしい。
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カスタード - 今更感パないけど、22ページの奴、[付き人と（取り）憑かれた人］なのかな？ (2020年6月5日 16時) (
レス) id: 7ad0432a29 (このIDを非表示/違反報告)
1 - 学校パロがどストライクすぎてやばい。 (2020年5月11日 3時) (レス) id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 「ジェイソンと手を組仲間を売っている青年」ってwショッピ君ですよねww? (2019年2月14日 13時) (レス) id: 3cb2acd302 (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - 続編……！！！ありがとうございます！！！楽しみにしてます！！！ (2019年2月5日 19時) (レス) id: 295f716bc6 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 続編希望します！主との掛け合いが特に好きです！頑張ってください！ (2019年2月2日 15時) (レス) id: 71789b4f54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らすとうさぎ | 作成日時：2019年1月12日 21時
