ワンコに拾われました。3

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自分のアレンジが終わり、今度はミンギュの番。



ここまでくる道のりでどんな髪型にすればいいかと相談をされたけど、似合いそうな髪型がたくさん思い浮かんで結局決まらなかった。



だから、自分の好きな髪型にしてきなさいと若干突き放したのだ。



出来上がるのを楽しみにしようかと奥のベンチで雑誌を読みながら待つことにした。



チラチラと鏡ごしにセットしてもらってるみんぎゅのことをみていたけど、なんだか仲よさげに楽しそうにウンスオッパと話している。



仲良くなってくれて嬉しい。



しばらく楽しそうに話しながらヘアセットしてもらってたけど、いつのまにか終わったようで後ろから肩をポンポンと叩かれた。



「お待たせ」



振り向くとミンギュから目を離せなくなる。



「えっ、ど、どちら様ですか？」



「いやいや、そんなに変わらないでしょ」



「ウンスオッパ、どんな魔法をかけてくれたんですか？ミンギュにだけずるい！」



「ちょっと待って、ウンスヒョン、Aヌナにもちゃんと魔法かけてくれてるよ？だって、ほら、こんなに可愛くなったじゃん」



その言葉にボッと自分が赤くなったのがわかるくらい照れてしまった。



別にミンギュからのその言葉には慣れているはずなんだけど、リアとかミンハオくん以外の人の前でそんなことを言われ慣れてなくて。



しかも自分の上司に。



「あのさ、イチャイチャはここ出てからにしてくれる？」



呆れたようなウンスオッパに2人でお礼を告げて早めに結婚式場に向かいはじめた。

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