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129.-ミンギュ- ページ29

月が輝く真下でのランニングはなんだか気分も高揚してくる。



寒くて冷えていた体もしばらく走っていれば汗が滲んでくるほどポカポカと温まっていく。



月明かりに照らされて汗がキラキラ光っているヌナを見ると苦しそうな顔をしている。



「Aヌナ、大丈夫?あんまり無理しないで。初めだから適当なところで終わりにしよう」



「体力には自信があったんだけどなー。運動してないとこんなにも走れなくなるんだね」



「じゃぁ、家の近くの公園まで走ったらそこからは歩いて帰ろうか」



そこから5分くらい走ったらゴールの公園が見えてくる。



「このまま帰るの惜しいなー」



そう言って空を見上げたヌナは綺麗に輝く大きな月を見ている。



「もう少し夜風に当たってく?」



公園に入り、ブランコに2人して腰掛ける。



「ねぇ、懐かしくない?」



「ん?何が?」



「初めて私たちが会ったときのこと覚えてる?」



「あー、ジャングルジムでヌナが泣いてた」



「ミンギュは新手のナンパをしてきたかと思った。あの時の写真まだ残ってるよ」



悪用されたかと心配だった懐かしい写真も今ではすごく良い思い出だ。



「こうして今Aヌナと一緒に過ごして入られて隣に居られるのがなんだか不思議だなぁ」



「まさかミンギュを好きになるとは思ってもなかったけど」



「なんかさっきから貶してるよね、僕のこと!」



「違うよ、ありがとうって。好きになってくれて、好きだと思わせてくれて」



そんなことを言えるAヌナが心の底から愛おしいと思う。



「さ、汗が冷えて風邪引いたら困るから帰ろうか」



ヌナが伸ばしてきた手を繋いでゆっくり歩く公園から家までの帰り道、この手を離したくないなと思う夜だった。

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設定タグ:セブチ , ミンギュ , seventeen   
作品ジャンル:恋愛
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miwol(プロフ) - chiiさん» 読んでいただきありがとうございます!私の言語力がなかったり、打ち間違いなども多くて読みにくい部分もあったかと思います...ごめんなさい(>_<)この話に関しては少し見切り発車で書きながら考えてたので話の内容の辻褄があってないところもあったかもしれません... (2020年9月1日 23時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - すごく好きなお話でした……!ミンギュが可愛くて可愛くて……1つ疑問なのですが、最初公園で会ったシーンで運転免許証をミンギュが出してましたよね、、後から運転免許証また取るの不思議だなと思いました(>_<) (2020年8月28日 22時) (レス) id: 25fd861f87 (このIDを非表示/違反報告)
miwol(プロフ) - 梨さん» 読みにきてくれてありがとうございます!^_^ こんな嬉しいお言葉まで...これからも読んでくれたら嬉しいです!! (2019年4月21日 1時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
- 毎日投稿ありがとうございます!いつも楽しく拝見させていただいてます!最高! (2019年4月20日 8時) (レス) id: 38bd35519a (このIDを非表示/違反報告)
miwol(プロフ) - ぶさん» うぅ、ありがとうございます!ちょっと更新滞り気味ですけど頑張って更新していきますね^_^ 今後もお願いします! (2019年4月14日 1時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miwol | 作成日時:2019年4月7日 2時

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