126.-ミンギュ- ページ26
ようやくだ。
明らかにAヌナの機嫌が悪くなってきているのを感じながらよく耐えた。
言ってしまおうかと何度折れかかったことか。
だけど、今日ようやく今までの自分の行動について話すことができる日がやってきた。
不信感を抱かせてしまっているであろうAヌナに早く話したくて仕方ない。
「ただいま...」
やっぱり元気のないヌナの声が玄関から聞こえてきてパタパタと駆け寄る。
「おかえり!」
「今日は帰ってきてたんだね」
「あのね、お話があるんだ」
元気のないヌナの手を引いてソファに座らせる。
ゴソゴソと自分のポケットからあるものを取り出して自慢げにAヌナに見せる。
「じゃーん!免許取っちゃいました!!」
「え、どういうこと?」
「免許を取るためにヌナが居なくてつまらない時間に教習所通ってたんだ。2ヶ月で取っちゃった!」
いきなりだったけど、前々から考えていた。
みんなで海に行ったあの日、帰りにドライブができたらいいなと言っていたAヌナの言葉が忘れられずにいた。
自分もヌナと一緒にドライブをしたいと思っていたし、なによりも好きな人の小さな願いを叶えてあげたいと思ってた。
「これでいつでもドライブができるね」
「え、もしかしてそのために?」
「僕の助手席に乗ってくれる?」
「安全は保証できますか?」
「わぁー、こんな時でもそんなこと言うんだー。大事な人を乗せるんだからそんなの当たり前でしょ!」
今までの僕の行動の理由がわかりホッとしているようなヌナだったけど、そのあと不安にさせるようなサプライズはいらないと叱られた。
479人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miwol(プロフ) - chiiさん» 読んでいただきありがとうございます!私の言語力がなかったり、打ち間違いなども多くて読みにくい部分もあったかと思います...ごめんなさい(>_<)この話に関しては少し見切り発車で書きながら考えてたので話の内容の辻褄があってないところもあったかもしれません... (2020年9月1日 23時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - すごく好きなお話でした……!ミンギュが可愛くて可愛くて……1つ疑問なのですが、最初公園で会ったシーンで運転免許証をミンギュが出してましたよね、、後から運転免許証また取るの不思議だなと思いました(>_<) (2020年8月28日 22時) (レス) id: 25fd861f87 (このIDを非表示/違反報告)
miwol(プロフ) - 梨さん» 読みにきてくれてありがとうございます!^_^ こんな嬉しいお言葉まで...これからも読んでくれたら嬉しいです!! (2019年4月21日 1時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
梨 - 毎日投稿ありがとうございます!いつも楽しく拝見させていただいてます!最高! (2019年4月20日 8時) (レス) id: 38bd35519a (このIDを非表示/違反報告)
miwol(プロフ) - ぶさん» うぅ、ありがとうございます!ちょっと更新滞り気味ですけど頑張って更新していきますね^_^ 今後もお願いします! (2019年4月14日 1時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miwol | 作成日時:2019年4月7日 2時