ワンコに拾われました。3

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結局仲直りもできないまま朝を迎えてしまったけど、ミンギュはまだ寝ているし、私は仕事に行かないとだしで顔を合わせることもなく出かけることとなってしまった。



あそこまでの喧嘩をしてしまったのも初めてでどんな風に処置していいかもわからないし、かといって自分だけが悪いわけではないような気もして自ら謝ることもできない。



そんなモヤモヤした気持ちのまま出勤すればさすがウンスオッパ、私の変化にすぐに気がついてくれた。



「あれから進展あったか？」



「後退しました」



「なに、喧嘩でもしたか？」



「もう男の人ってあんなに嫉妬心強いもんですかね？もっとクールだと思ってました」



そんな私の言葉に「悪く言えば女々しいけど、よく言えばAが言っていた通り愛に溢れた人じゃないか」なんて呑気に笑いながら言っている。



やっぱり気持ちは晴れなくて、勇気を出してミンギュの親友であるミンハオくんに今までのミンギュの恋愛がどうだったのか聞いてみることにした。



仕事終わりにでも会おうかと思い連絡をしてみたけど、あいにく用事があるようで休憩の時間だったらと来てくれることになった。



だけどこんな悩みがあることをリアには知られたくなかったから一人で来て欲しいと頼んで。



「お疲れ様」



「ごめんね、急に。ランチ、奢らせていただきます」



近くのお気に入りのレストランで食事をしながら軽い相談会が開始した。

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