ワンコに拾われました。3

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次の日は寝坊することもなく、無事に搬入作業も終わり、段ボールの山を少しずつ片付けていかなくてはならない。



「なんでこんなにセンスいいの」



私が配置して、好きなインテリアでまとめられた部屋をミンギュもかなり気に入ってくれたようだ。



「僕たちの愛の巣だね」



「ばかっ！その言い方はやめなさい！」



段ボールの山を片付けながらもふざけ合って。



「ふぅー、これでひと段落かな」



段ボールの山もだいぶ減り、生活ができるほどの部屋にはなった。



「Aヌナ、リフレッシュしにお散歩しよう」



ミンギュの提案に薄暗くなり始めたこの時間、ブラブラと近くを散策がてら散歩をすることになった。



「もう涼しくなってくるね」



「夏は通り過ぎていくのが早いねー。ミンギュも大学始まるね」



「友達に自慢してやるんだー。同棲し始めたって。あれ！話したことあるっけ、仲良い先輩のウォヌヒョンのこと」



「ううん、だーれ、それ」



そうとう大好きな先輩なのかその人のことを話すミンギュは嬉しそうで楽しそうで。



「でもAヌナには会わせてあげないから！ウォヌヒョンは要注意人物なんだから。この僕が認めるくらいかっこよくて、モテモテなの。Aヌナがかっこいいと思ってもいいのは僕だけだけど、ウォヌヒョン見たら絶対かっこいいって思っちゃうから会わせない」



「ふっ、なんだそれ。そんなこと言われると会いたくなるなー」



「だーめ！ウォヌヒョンもAヌナのこと好きになっちゃうかもしれないから」



なんだか意味のわからない理由を並べているけど、ミンギュにもこんなに良くしてくれる年上のお兄さんがいることに安心した。

102.-ミンギュ-→

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