＊Don't wanna lie and cry again＊ (ページ6)

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episode6 ページ6

「ウォヌヒョン、デートとかするの？なんかあまり外でデートとかするイメージないんだよなぁ」

「するよ、そりゃ。水族館行ったり、映画館行ったり、この前は天気良くてピクニックもしたし」

「へぇー、ちゃんと彼氏やってるんだ」

「お前な、俺のことなんだと思ってるんだよ」

「ん？ナマケモノ。それかペットの猫」

「おい、さっきの唐揚げ返せ！」

「わぁー、ごめんなさいって！」

やっぱりあのままAと休憩時間を過ごした方が良かったと後悔もしたが、結局この後の話でその考えはなくなった。

「ウォヌヒョン、落ち着いてよ。そんな乱暴じゃAちゃんに逃げられちゃうよ！そんなんじゃどうせ気持ち伝えてないんでしょ。ちゃんと気持ち伝えてる？いつもいつも」

「気持ち？どんな？」

「いや、好きだよとか愛してるとか、そう言うの大事なんだから」

「そんなこと言わなくても分かるだろ。俺から告白して付き合ってるんだし、態度で示してるし」

「あー、それはダメ男だね」

「は？何がだよ！」

「いい？女の子は気持ちを素直に伝えてくれることで愛されてるって感じる生き物なの。じゃないと好きな気持ちに気が付いてもらえなくて呆れられちゃうよ」

急にオカマみたいな話し方になるからビックリする。

「だからミンギュ、お前はチャラいって言われるんだよ」

「俺だって心から愛してた女の子の一人や二人くらいはいますー！そんな俺が丁寧に教えてあげてるの」

「あー、はいはい、そうでしたか」

正直そこまで重要な話と思ってもなかったが、思い返してみればAから愛されてると安心して感じることができるのは「好きだよ」って言葉を伝えてくれるからだった。

そう考えればミンギュの言ってることもあながち間違ってないんじゃないかと感じた。

でも俺にはどうしてもまだそんなことを口にするには小っ恥ずかしくてできそうにないな.....。