＊Don't wanna lie and cry again＊ (ページ33)

今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:40,120 hit

episode34 ページ33

「なぁ、どう思う？これ」

割と真剣な顔して、こちらからはだいぶ真剣なのが伝わっているはずなのに「待って、めっちゃお腹痛い」と大きな声で笑いながら話を聞いているミンギュ。

なんだか馬鹿にされている気分だ。

「そんなことある？ホンットにAヌナって面白い人だなぁー！猫に人間の名前つけるなんて...プハッ」

「だよな、お前に話すんじゃなかった」

「ごめん、ごめんって。だってこんな面白い話ある？あー、朝から笑いすぎてお腹痛い」

「笑いすぎだし、そんな面白い話してないし」

「でもさ、前から薄々気がついてはいたけどウォヌヒョンって嫉妬深いよね」

「自分自身も驚いてる」

「まぁ、猫ちゃんにヒョンの名前つけちゃうくらいだからAヌナも相当ヒョンのこと好きなんだろうな、きっと。四六時中ウォヌーウォヌーって呼ぶことになるんじゃない？ヌナも」

そういう事なのか？

最近、Aがどっちのことを呼んでいるのか分かるくらいにはなってきた。

それくらいにはこの生活にも慣れてきて、ヤオンイに対する愛着も少しずつ湧いてきていて最初ほどの違和感もなくなっているし。

「今度会わせてよ、猫のウォヌちゃんに」

「なんか俺がミンギュにちゃん付けで呼ばれてる気分になるんだけど。やっぱりその名前がまた嫌になってきたかも」

「えぇー、良いじゃん、猫のウォヌちゃん」

「お前もヤオンイって呼べ！」

「やだよー、猫のウォヌちゃんって呼ぶもん」

「はぁー、やっぱりお前に話すんじゃなかった」

家に帰れば、くだらない話でもAが笑ってくれるのが嬉しくて今日の出来事を話すんだけどミンギュとの話がほとんどで。

今日もヤオンイのことをミンギュに話した話をしたら楽しそうに笑ってくれて。

Aはミンギュとの出来事を聞くの好きだから。

「今度ミンギュに会わせてあげようか、猫のウォヌちゃん」

「お前は普通にウォヌって呼べよ。いや、それも嫌なんだけど....ちゃんって呼ぶな！」

その後もからかわれ続けたのは言うまでもない。