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「でも少しでも食べないと体調壊しますよ」
「いい、いらない。俺に構わなくていいから」
「いや、でも...」
「迷惑なんだよ!!もう俺に何もしなくていいから」
バタンと勢いよくドアを閉めて再び自分の部屋に戻っていってしまったジョンハンさん。
彼のためにやったことなのにどうしてこんな言われ方しないといけないのか。
再び以前のダークなジョンハンさんに戻ってしまったようで憂鬱になってきた。
仕方がないから作ったパスタを一人寂しく食べて、食器を洗って自分の部屋に戻る。
ふとさっきのジョシュアさんの一言を思い出す。
こんな時に迷惑だよな、そう思いながらもジョシュアさんの声が聞きたくて仕方ない私の体は勝手にジョシュアさんに電話をかけていた。
「もしもし?Aちゃん?何かあった?」
まさかこんなにすぐに出てくれると思わなかった私は返事もできずに電話の向こうで、もしもーし?と話しかけてくるジョシュアさんの声を聞くばかり。
「Aちゃん!どうしたの?」
「あ、忙しいのにごめんなさい」
優しい彼の声はスーッと私の心を安らかにしてくれる。
「何かあったから電話くれたんでしょう?」
「ジョンハンさんが元気なくて...あー、やっぱり大丈夫です。私なんかのくだらない悩みにジョシュアさんの時間いただけませんので」
「今日何時まで起きてる?」
「え?んー、わかんないです...」
「仕事終わったら電話するから会って話そう。マネヒョンと家向かうから」
私の返事も待たずに切れた電話。
私だけの特別相談員はとことん優しいジェントルマンだった。
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miwol(プロフ) - ぷぅさん» 読んでいただき、そしてコメントもありがとうございます!終わりに近づいてきてるのでこのまま楽しんで読んでくださると嬉しいです^_^ 引き続き毎日更新目標に頑張るので是非毎日見にきてください!! (2019年1月20日 10時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 初めまして!このお話の結末がすごい楽しみすぎます!!!!!更新頑張ってください! (2019年1月20日 7時) (レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miwol | 作成日時:2019年1月8日 11時