128 ページ28
あれから廊下やリビングでウォヌさんとすれ違うたびに緊張して今までのように接したいけどそんな簡単ではなくて。
そんな私の様子を見て、ジョンハンさんが私たちの間で何かあったのか心配してくれたけど自分の口からは決して話すことなんてできなくて。
ぎこちない関係のまま時間だけが過ぎて行った。
「Aちゃん、ちょっといい？」
ある日、ジョシュアさんに誘われてお気に入りのカフェに行った時、ズバリこんなことを聞かれたんだ。
「ウォヌから何か言われた？」
「いや、あの...」
「Aちゃんが遠慮してるとウォヌだって話しかけられないと思うんだけどな」
「そうなんですけど...」
一向に前向きになれないネガティブな私に強めの一言をぶつけてきたジョシュアさん。
「Aちゃんのせいで今、宿舎の雰囲気壊れてるのわかる？勇気出して話してごらん？案外ウォヌも平気かもしれないよ」
その通りなのだ。
私たちのぎこちない関係のせいで周りのメンバーもなんだか遠慮しているようなそんな雰囲気。
「帰ったらお話ししてみます...」
「そうだなー、図書館行こうか」
なんの繋がりもないそんな提案に呆気にとられているとまだ飲み終わっていない私のココアのカップを持ち、私の手を引っ張って外に出た。
提案通りに図書館に連れて来られれば、その理由がようやくわかった。
「お話しするキッカケになるでしょ？」
やっぱりジョシュアさんは優しいんだ。
この辺りからだろうか。
自分の気持ちに気がつき始めたのも...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 641人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miwol(プロフ) - ぷぅさん» 読んでいただき、そしてコメントもありがとうございます！終わりに近づいてきてるのでこのまま楽しんで読んでくださると嬉しいです^_^ 引き続き毎日更新目標に頑張るので是非毎日見にきてください！！ (2019年1月20日 10時) (
レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 初めまして！このお話の結末がすごい楽しみすぎます！！！！！更新頑張ってください！ (2019年1月20日 7時) (レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miwol
| 作成日時：2019年1月8日 11時
