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ドアをノックすると部屋から出てきたウォヌさん。
「き、聴きました...」
「なんの曲だかわかった?」
「イェップダ...?」
「僕の気持ちわかってくれたみたいだね」
あまりにもストレートな歌詞なのだからわからない方がどうかしてる。
ただ告白なんて生まれてこのかた されたことなんてなくて、どうしていいのかさっぱりわからないんだ。
「あの...どうして...?」
「ん?決めたんだ、自分の気持ちに素直になるって。だけどわかってるよ、Aちゃんの答えは」
「ごめんなさい...」
「謝ることなんかじゃない。勝手に僕が伝えただけなんだから。気にしないで、今まで通りに接してほしい」
相変わらず表情が変わらず、さっきと同じような優しい笑顔でそう言ってくれてるけど、なんだか申し訳なくて。
「ほら、終わり!これで僕も全てをさらけ出したからAちゃんのお悩み相談隊になってあげる!他の人に相談しにくいことがあれば相談して」
お悩み相談隊...
ジョシュアさんもそんなようなこと言ってたなぁ。
こんな私には勿体なさすぎるウォヌさんの気持ちに応えることができなくて心がいたい。
ウォヌさんならもっと素敵な人に出会えるはず。
これからきっとあの曲を聴くと思い出すのはウォヌさんの優しい笑顔と初めて感じた甘酸っぱい気持ち。
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miwol(プロフ) - ぷぅさん» 読んでいただき、そしてコメントもありがとうございます!終わりに近づいてきてるのでこのまま楽しんで読んでくださると嬉しいです^_^ 引き続き毎日更新目標に頑張るので是非毎日見にきてください!! (2019年1月20日 10時) (レス) id: 1e4145c4eb (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 初めまして!このお話の結末がすごい楽しみすぎます!!!!!更新頑張ってください! (2019年1月20日 7時) (レス) id: fc259b1187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miwol | 作成日時:2019年1月8日 11時