ベタだけど。2 (ページ10)

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ごじゅういちページ10

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「、こんにちは～」

放課後、若干緊張しながら教室へ入ると、既に練習着に着替え終わっているドヨン先輩の姿があった。

「A、久しぶり」

「ドヨン先輩、お久しぶりです」

「ったく。気まずいからってサークルまで休むなよな？」

「、へ？」

「スチョンのこと！気にすんなよ、あいつもああ見えて意外と吹っ切れてるよ？気持ち伝えられてスッキリしたって言ってたし」

そっか、最近スチョン、お昼ご飯とかドヨン先輩と一緒だったんだっけ。
色々話してたのかな、ドヨン先輩にも迷惑かけちゃって申し訳ないな。

でも、ドヨン先輩が話してくれたことで、少し気持ちが楽になった気がする。

「ありがとうございます。今日、スチョンに何か話しかけてみます」

「ん、そうしなさい。スチョンもお前がサークル来たら何か話したいって言ってたからさ」

そうだったんだ…
じゃあ、大丈夫だよね？きっと。

ドヨン先輩が「俺ちょっとトイレ～」と足早に教室を出て行ったから、なんとなくその後ろ姿を目で追うと、教室のドアのところに、スチョンが立っていた。

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