ベタだけど。2 (ページ9)

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ごじゅうページ9

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3人でのお昼はすごく楽しかった。
テンオッパがすごくフワフワした自由人だし、普段あまり喋らないテヨン先輩も楽しそうにしててなんだか私が嬉しくなってしまった。

「この後教室どこ？」

「2号館です！テヨン先輩は？」

テンオッパは次の授業がバスケだからって少し早めに出ていき、今はテヨン先輩と2人。

「俺も2号館。行こ」

「あ、はい！」

い、一緒に行くんだ…
2人だから必然的に並んで歩くわけだけど、テヨン先輩顔もスタイルも良いしオーラもあるから、THE一般人の私が隣にいると、芸能人とマネージャー、みたいだな…

「じゃあ先輩、ここで」

「ん。あ～そういえばさ」

「？はい」

「またサボりがちになってんじゃん」

あ～サークルのことか…

「はは、すいません」

「ユタ、寂しがってたよ」

え、待って！ユウタ先輩が？！
それは嬉しい…軽率に今日からちゃんと行きそう…

「あと、スチョンも」

「、え？」

「スチョンも、寂しがってた。Aが来なくて」

「ほ、本当ですか？」

恐る恐る聞いてみると、ふはっと笑って「俺が嘘つくわけないだろ」と言ってから、じゃあなって手を振って階段を上っていってしまった。

スチョンが私が来ないこと寂しがってた？
本当に？私、避けられてるのに？

なんでだろう…でも、確かにテヨン先輩が嘘つく理由もないしな…

今日はバイトも休みだし、行ってみよう…かな？

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