【呪術廻戦】精一杯の声を君に【狗巻棘】 (ページ5)

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4話ページ5

その日は一日中組手の練習をしていて、気がついたら、太陽が沈みかけていた。

五条｢はーい、そこまでー。暗くなってきたし、そろそろ終わりまーす｣

虎杖｢やっとだぁ…伏黒少しは手加減してくれよぉ…｣

伏黒｢お前が上手く受け身とってなかったからだろ｣

五条｢はいはい。今日はA
の歓迎会も兼ねて、外で食べまーす！
勿論僕の奢りね♪｣

え、やった！五条先生優しいな…

真希｢おお！たまにはいい事するじゃねーか！たまには！｣

パンダ｢悟にしてはな｣

狗巻｢しゃけ｣

先輩たち、五条先生の扱い酷くない…？w

五条｢3人とも、酷くない…？で、何処に食べに行く？｣

釘崎｢ここは主役のAちゃんに決めてもらいましょうよ。何食べたい？｣

うーん、食べたい物かあ…
うーん…特にないなあ…

『…無難に、普通のレストランに行きたいです』

釘崎｢そんなので良いの？
どうせ五条先生の金なんだし、ザギンのシースーでも良いのよ？｣

伏黒｢どうせなら、高いところの方が得だぞ｣

『ううん、いいの。こっちの方が皆とワイワイ出来そうだし』

虎杖｢確かにな｣

五条｢じゃあ、行こっか！｣

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五条｢改めまして！Aの入学を祝って、カンパーイ！｣

皆｢カンパーイ！｣

軽くぶつけ合ったコップが、カシャンと気持ちいい音を立てる。

そのまま3口ぐらいコップの中身を飲んで、皆各々の前に置かれたご飯を口に運びだした。

パンダ｢そういえば、Aの術式って何だ？｣

あ、そういえば言ってなかったな…

『私の術式は、簡単に言うと少し先の未来が見える、という術式です』

伏黒｢次は右に呪霊が動く、ってのが見えたりするってことか？｣

『そういうこと』

釘崎｢チート並みの術式ね…｣

狗巻｢しゃけ｣

パンダ｢そりゃ2級で入学するわけだ｣

真希｢だな｣

その後は皆で楽しくお喋りしながら、食事を楽しみ、あっと言う間に高専に帰ってきた。

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『はあああ…ここ、片付けないとな…』

自分の部屋に帰ってきた私は、段ボールだらけの床を見てため息をついた。

一日中組手をした上、レストランでさわいでいたんだ。

どんなに体力がある人でも、ヘトヘトになるだろう。

(面倒くさいけど、やるしかないか…)

重い体を無理矢理動かして、私は段ボールの中身を片付け始めた。