×Seokjin 1 ページ6
「マネージャー」
『はい』
「背景入れて写真撮って」
『了解です』
ロケ先で機材の準備時間を利用した休憩中、SNSに上げるのであろう写真撮影を頼まれた。
ソクジンさんのスマホを預かり、画面越しに
『いきますよー』
と声を掛けると、少し首を傾げるポーズで待つ姿がめちゃくちゃ可愛い。
ピコンッピコンッピコンッ
スマホを返して確認してもらう。
『何枚か撮ってみたんですが、どうですか？』
「んー。良い所は……僕の顔だけかな」
『…センス無くてすみません』
「そうだった。Aさん、センス皆無だったねー」
また、揶揄われた。
でも、ソクジンさんのこういうのは、女性には限られた人にしかしないとユンギさんから聞いたので寧ろご褒美だ。
まぁ、
女性と思われてないのかもしれないけど。
ピロンッ
『あ、すみません』
事務所からの連絡だと思いソクジンさんに断りを入れ、自分のスマホのロックを解除する。
あれ？
何故かソクジンさんとのトーク画面に、今撮った写真が送られてきてる。
『間違って私に送ってますよ？』
「Aさんの待受画面ってデフォルトだったよね？」
『はい。そういうの疎くて購入時のままです』
「それじゃ味気ないから、待受けにしてくれるならその写真、あげる」
『…いいんですか？』
事務所の人間といえども、本人の同意なく勝手に写真は撮れないし、ましてやスマホの画面に設定なんて以ての外。
でも、ご本人直々にOK頂くなら…。
……いいよね？
口角を上げ人差し指を口に当てながら、顔を近づけてきて、そっと囁く。
「内緒ね」
どこにも掲載しない写真…。
これはとても…特別なもの。
すごく嬉しくて、顔が綻ぶ。
私の顔………今は赤くならないで。
『…はい』
こっくりと頷き、辛うじて返事をした。
事務所の他のスタッフにバレないように“保存”をタッチする。
これは一生の宝物にしよう。と、写真のソクジンさんに見惚れていると、
「んじゃあ。はい」
『え？』
私の前に何かを要求するように掌を差し出されて、暫し思案した後、結局答えが出なくてとりあえずその手に私の手を置いてみる。
すると、苦笑された。
「犬じゃ無いんだから」
そう言われて気づく。
“お手”状態になってしまった恥ずかしさをフザケタンデスヨ、と誤魔化し、『ワン』と鳴いてみる。
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lia(プロフ) - nasahiさん» 楽しみなんて言って貰えて嬉しすぎて私がきゅんきゅんしております✨あたたかいコメントありがとうございます (3月19日 19時) (
レス) id: 2f80daa520 (このIDを非表示/違反報告)
nasahi(プロフ) - いつも楽しみにしてます✨ソクジン推しなのでソクジンメインのお話が見れて嬉しいです(*^^*)きゅんきゅんさせていただきありがとうございます (3月19日 15時) (レス) @page43 id: 30d7aaf159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lia | 作成日時：2024年1月23日 5時
