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ここで説明を始めると、また誤解を生むワードが出てしまうから、にっこり笑って応援するように拳を見せる。
「気にせずVラしてきて下さい！」
「んん〜？」
状況を読み取ろうと、仔犬のように可愛く首を捻るテヒョンの手からカードキーを奪い、早々にドアに差し込んで背中を押し、無理やり部屋に押し込めた。
「ファイティン！です」
「はーい」
ふにゃあっとした笑顔で片手を上げ答えてくれた。
パタンッ
静かになった廊下。
私が好きだって言ったお菓子を覚えててくれた。
けど。
テヒョンに渡してしまったのは、“覗き”が原因なのかな。
前任者の件もあったし…。
ソクジンさんは笑っていたけど、怒らせてしまったのだろうか。
あのお菓子は、差し入れで見かけてなんとなく“一番好きなおやつだ”って呟いただけのもの。
記憶力が良いから、ただ頭の片隅に残っていただけかもしれない。
でも、その呟きを拾ってくれてて、あのお菓子を見た時に私を思い出してくれた事が、こんなにも胸を高鳴らせてる。
…人たらしなんだから。
あなたのそんな所が。
すごく、すごく…。
その先は、心の中でも言ってはダメだと自制する。
「ソクジンさんに他意はないのに、バカだなぁ…」
そう呟き、勘違いしそうになる自分に苦笑いする。
でも、
誤解されたままなのは嫌だ。
コンコンコン。
ソクジンさんの部屋をノックすると、間を置いてからドアが開いた…の、だけど。
人を部屋に入れるのを拒むように、ほんの少しだけ開けた隙間から顔を覗かせる。
なかなか無いプライベートな時間を邪魔してしまって申し訳ないけど、煙たがられてるみたいで少し、寂しい。
それともやっぱり…大事に思ってるジョングクさんに、私が如何わしい事したって思って、怒ってる？
「シャワー浴びたいんだけど、何？」
『あのぉ、全ての持ち物がなくて、電話を貸して欲しいんです』
「隣の部屋、ナムジュナだよ」
ナムジュンさんにお願いしろと言いたいんですね？
確かに快く私を出迎えて、手助けしてくれるだろう。
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lia(プロフ) - nasahiさん» 楽しみなんて言って貰えて嬉しすぎて私がきゅんきゅんしております✨あたたかいコメントありがとうございます (3月19日 19時) (
レス) id: 2f80daa520 (このIDを非表示/違反報告)
nasahi(プロフ) - いつも楽しみにしてます✨ソクジン推しなのでソクジンメインのお話が見れて嬉しいです(*^^*)きゅんきゅんさせていただきありがとうございます (3月19日 15時) (レス) @page43 id: 30d7aaf159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lia | 作成日時：2024年1月23日 5時
