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自分の顔が険しくなるのが分かる。

「前に、あんな事があったんだから、もっと警戒心持って下さい。いつもだったら絶対、そんなプライベートな部分まで他人を踏み込ませないじゃないですか」

気持ちが入って感情的な話し方をしてしまった、とすぐに反省する。
それをまるで全て読んでいるかのように、ヒョンは穏やかな口調で話し出す。

「同じ事が起きないように、今回は新規採用じゃなくて社歴が長い人から選んだって言ってただろ?そこまで配慮してくれてるし。
それに…、Aさんは俺たちの為に頑張ってくれてるって感じるよ。だからきっと、人の気持ちを無視した乱暴な事は…しないよ」

柔らかな表情だけど、確信を持つように強くそう言った。


思い出したくもない事、思い出させた。

信じてるんだ…。あの人を。


たしかに、俺が迫っても流されたりしなかった。
それだけじゃなく、自分勝手な振る舞いを俺が好んでしてるんじゃないって見抜いて、叱った。

───ジンヒョンの身に起きた事を知って、涙を流した。


ヒョンの言葉を聞いて、自分がお節介な事してたのかなって。
心がへこんで俯いた。

そしたら。
そんな気持ちを救うかのように、頭に温かい手が降りてきた。
眉を下げてヒョンを見上げる。

「ジョングガが人一倍俺達の事考えてるのも、嫌な思いしないようにいろんな物から遠ざけようとしてくれてるのも分かってるよ。俺の自慢のマンネだ。まぁ、育てたヒョンが立派だから当たり前だけど。でも一人で無理はするな」
ありがとな。って、小さく呟いた。

だって、俺はこれまでずっとヒョン達に守ってもらってきた。
いろんな経験を積んで、世の中の事が分かってきて。
子供だった俺も、自分の事だけじゃなくて周りを。
大事な人達を。
見られるように、少しは…なれたと思うから。
恩返し、って訳じゃないけどそういうの。
したいんだ。

皆を守りたい。

褒められたいからって、した事じゃないけど。
そんな俺を知っててくれた。
普段真面目にこんな事言わない人だから、余計に特別な言葉に感じる。

あの時、もっと早く気づいてればって後悔したし、
今度は俺がなんとかしなくちゃって、必死だったから。

心が…軽くなった。

3→←Jungkook side ×Seokjin 1



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lia(プロフ) - nasahiさん» 楽しみなんて言って貰えて嬉しすぎて私がきゅんきゅんしております✨あたたかいコメントありがとうございます (3月19日 19時) (レス) id: 2f80daa520 (このIDを非表示/違反報告)
nasahi(プロフ) - いつも楽しみにしてます✨ソクジン推しなのでソクジンメインのお話が見れて嬉しいです(*^^*)きゅんきゅんさせていただきありがとうございます (3月19日 15時) (レス) @page43 id: 30d7aaf159 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lia | 作成日時:2024年1月23日 5時

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