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今度は体が密着しているから、私の反応がダイレクトに伝わってしまった。
「話す時、距離近いもんね」
俯いて話すジョングクさんの吐息が私の耳にかかる。
『離して下さいっ』
抜け出そうと身を捩っても、力が強すぎてとても敵いそうにない。
「認めないの？じゃあ…、その対象を俺にして？」
頭を片手で抱かれ、私の首筋にジョングクさんの唇が触れる。
『どういうつもりですか⁉︎』
何度も優しく口付けるように。
次第に味わうように。
舌でぺろりと舐められる。
『…やっ…』
怖い…。
“隙だらけだから。他の人の前では気をつけなよ？”
ソクジンさんの言葉がよぎる。
冗談混じりだったけど、私を気に掛けて言ってくれたのに。
こんな状況になって…。
あの時の…、ソクジンさんの柔らかな笑顔を浮かべながら胸が切なく痛み、どうしようもない自分を悔やんだ。
…そうだ、ソクジンさん。
こんなの、ソクジンさんに…、皆に。
手放しで可愛がられてるジョングクさんと結びつかない。
何かがおかしい。
『ジョングクさん…』
「ん？」
掠れた甘い声。
名前を呼ぶと私に目を合わせた。
ああ、やっぱり…。
『無理してますね』
「…えっ」
大きな丸い目が開かれた。
『今泣きそうな顔してますよ。とても、辛そうです』
「そんな事は…」
ジョングクさんが痛々しく見えて。
僅かに緩んだ隙間から手を伸ばして、そっと彼の頬に触れる。
『ジョングクさん自身を大事にして下さい。何かあるなら話して下さい。…頼りないかもしれないけど、私はマネージャーなんですから。力に、なりたいです』
こんな状況だけど、感じた事、ずっと思ってた事を素直に伝えた。
なんだかもう、怖い気持ちは消えていた。
「はぁ……」
大きなため息が聞こえ、動きを封じられていた腕が離れた。
ジョングクさんは、そのまま後ろの玄関ドアに背を預け、顔を覆いながらずるずると座り込む。
目線を合わせたくて、私もその場に蹲み込んだ。
「…ごめん。怖かったよね」
俯き、ポツリと話す。
『…はい』
「これじゃ、あいつと一緒だ」
『あいつ？』
覆っていた手を退けて、真っ直ぐ私を見る。
「あんたの前任者。した事、知ってるんだよね？」
『不祥事を起こしてクビになったとしか…。内容は知らないんです』
目を伏せて視線が彷徨う。
どう話そうかと考えているようだった。
「ジンヒョンを……襲ったんだ」
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lia(プロフ) - nasahiさん» 楽しみなんて言って貰えて嬉しすぎて私がきゅんきゅんしております✨あたたかいコメントありがとうございます (3月19日 19時) (
レス) id: 2f80daa520 (このIDを非表示/違反報告)
nasahi(プロフ) - いつも楽しみにしてます✨ソクジン推しなのでソクジンメインのお話が見れて嬉しいです(*^^*)きゅんきゅんさせていただきありがとうございます (3月19日 15時) (レス) @page43 id: 30d7aaf159 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lia | 作成日時：2024年1月23日 5時
