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『私が起こしてきます』
「Aさんは、先に食べちゃって。テヒョンア、起こして来て」
「はーい」
ふとテヒョンさんのお皿に目をやると、既に空だった。
だから頼んだんだ。

ジョングクさんの部屋へ向かう背中は、どんな風に起こしてやろう。と、ウキウキしているように見える。

自分とテヒョンさんのお皿を下げ、キッチンに向かうソクジンさんに気づき、まだ残っていた目玉焼きを一気に掻き込んで急いで後を追う。



━━━━━



『こひほうさまれしたっ。美味しかったれふ』
「口の中ぱんぱんじゃん。そんな慌てて食べなくて良かったのに」

私の変な言葉に振り向いて、目を細めて笑う。



…きゅん。



私の手からお皿を取ってシンクに置く様は、ただの日常の動作なのに、特別な物のように見える。


今朝の事、ちゃんとお詫びしなくちゃ。


『あの…、!ソクジンさんのベッドで寝てしまってごめんなさい』

こちらを見てシンクに寄っ掛かり、首を傾げる。

「驚いたよ。夜中にトイレで起きた後、自分の家と間違えたのか、寝ぼけたのか。俺のベッドに入って来たんだよ?覚えてない?」
『ううっ、まったく…』

まるで夜這いじゃないか。
私が突然横に寝っ転がってきて、ソクジンさんはどう思っただろう。


「俺がworldwide handsomeな紳士だったから良かったものの、あんな状況、並みの男なら襲ってたかもしれないよ?」

襲…。

想像するだけで、卒倒しそうなくらい恥ずかしい。
私の申し訳ないって気持ちを察してか、そんな風にヒャヒャッって、笑い飛ばしてくれる。

「おかげでソファで寝たんだからねー」
『ソファで…?』



…なんだ、同じベッドで寝てたわけじゃないんだ。


さっきのは、起こしに来てくれただけ…。



…あれ?

私、ガッカリしてる?

いやいや、そんな筈はない。
ホッとする所でしょ。
アイドルとマネージャー。
その間に、何かがあってはいけない。


自分の気持ちに意識が向いていたから、気配に気づかなくて。
顔を上げると至近距離で、私を覗き込む目と目が合う。


「何?一緒に寝れなくて残念だった?」

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lia(プロフ) - nasahiさん» 楽しみなんて言って貰えて嬉しすぎて私がきゅんきゅんしております✨あたたかいコメントありがとうございます (3月19日 19時) (レス) id: 2f80daa520 (このIDを非表示/違反報告)
nasahi(プロフ) - いつも楽しみにしてます✨ソクジン推しなのでソクジンメインのお話が見れて嬉しいです(*^^*)きゅんきゅんさせていただきありがとうございます (3月19日 15時) (レス) @page43 id: 30d7aaf159 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lia | 作成日時:2024年1月23日 5時

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