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『ありえない…』

三和「そんなこと言わないで。な?」

あたしは三和みたいな

お喋りな男は嫌い。

どっちかってゆーと

櫂くんのほうが好き

寡黙な感じが

なのに

なんで

口説かれてんのよ…

『何回言えばわかるのよ!

あたしは三和みたいな男は嫌いなの!』

三和「…じゃあ櫂みたいになればいいのかよ」

『は?』

三和「俺が櫂みたいになれば

俺と付き合ってくれんの?」

三和が?櫂くんみたいに?

ムリに決まってんじゃん

三和「今、ムリだと思ったろ?」

『うん。出来るわけないじゃん』

三和「出来たら、俺と付き合ってよ」

今にも泣きそうな声で話す三和

だからあたしは

頷くことしか出来なかった

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作者名:砂川 雄暉 | 作成日時:2013年11月1日 8時

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