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9.頼る。頼られる。ページ10

やまとside

今日は俺の家でひゅうがとAが編集。

貴｢ねぇひゅうがぁー。ちょっとさ相談的なことがあるんだけどいい？｣

俺がコンビニから買い出しに帰ってきた時に聞こえた声。

俺がいたら邪魔になるかもしれないと思いリビングに入るのを躊躇う。

ひゅ｢いーけど、なんかあったん？｣

貴｢あのね、最近花田君がしつこくて、、｣

ひゅ｢花田？っあ元カレだったっけ？｣

貴｢そー。最近LINEブロックしたんだけどインスタのDMで話しかけてきてさ、｣

ひゅ｢インスタブロックしたの？｣

貴｢そりゃーもう何回も。新アカで話しかけてきて来るんだよね。｣

この相談は俺も聞いたこと無かった。

Aにとってひゅうがは1番頼りやすいんだと思う。

Aは昔から相談するってなったら1番はひゅうがだった。

でもそれはAだけじゃない。

ひゅうがも困った時1番はAに相談していた。

メンバーに結局はひゅうがとAの口から相談され、みんな知ることになるけど、

俺らがひゅうがよりAの悩みを知ることはなかった。

俺らは最初ひゅうがに対して羨ましいだとか、多少の嫉妬心を抱いていた。

だけどAが安心するならって結局Aを尊重してひゅうがに任せたんだ。

ひゅ｢まじか、だいぶしつこいやつだな｡Aは大丈夫？手とか出されてない？｣

貴｢それは大丈夫なんだけど、毎回会いに行くからって言ってきて、まぁちょっと怖いよね。｣

ひゅ｢んー。とりあえずみんなに話そう。俺1人では多分力不足。俺が勝手に成敗とか言ってもきっと上手くいかない。だから話そう。｣

貴｢うん。わかった。話してみる、、でも｢いいよ、一緒に話す。｣、ありがとうひゅうが。｣

ひゅうががなんで相談相手に最適なのか今わかった気がする。

ひゅうがは優しい。でも優しいだけじゃなくて、察してくれる。全てを話さなくても理解してくれる。包み込んでくれる。

勝とうとも思えなかった。

俺は平然を装って部屋に入る。

やま｢ただいまぁー！！｣

貴｢おかえりー！遅かったね？｣

やま｢レジ混みすぎ笑｣

Aの口から、ひゅうがの口から教えてくれるまでこのことは内緒で。