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貴方side

正直嬉しかった。こんな私を2人は必要としてくれたから。

でも正直自分に自信が持てなかった。
バスケ部のマネージャーとして2人を見てきた立場から考えると、あの2人のYouTubeが伸びないはず無かったから。

ーもしそこに自分が入って壊したらー

2人は必要としてくれたけど答えられる自信がなかった。

編集、企画、独自でやるなら運営。

普通の会社でOLとして働くより何倍もやらなくてはならないことがあった。

めんどくさがり屋の自分にできるのか、、不安でしか無かった。

話が来た日の夜は全然眠れなかった。
寝付けずに粘って粘ってみた浅い眠りの中で夢をみた。

その夢の中では2人共私に優しい笑顔を向けてくれていた。

まるで、入れてよかったと褒められているかのように、温かい気持ちになれた。

これが正夢でありますように。
そう軽いかもしれないけど思った。

かすかな希望と不安をもち、いつもよりもちょっと早く起きた。空は晴れていた。

窓を開けるとまるで背中を押してくれるかのように優しくたくましい風が流れた。

A2人に話があります。来週の月曜日○○カフェに来て欲しいです。待ってます。

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やまとside

同い年で部活動ではタメで喋ってた友人が絵文字ひとつない敬語の堅苦しい文面を送ってきた。

俺らはその文章を見てはため息を繰り返していた。

ゆた｢やっぱり厳しいよな。俺らにどんだけ自信があっても。客観的に見れば、難しい職業なんだもんな。｣

『でも、俺は決めんたんだよ。あいつだけは絶対入れるって、、、、、来週の月曜日会うならそこでもう1回、いや何度でも頼む。』

俺らはこのAが送ってきた結論のないメッセージに不安を隠しきれなかった。

俺らはAとの未来を切り開けるんだろうか。

月曜日は早く来て欲しいけど、一生来ないで欲しい。まるでドラマのようなそんなもどかしい気持ちでいっぱいだった。