Love -勝利･気象･報道･平成跳- (ページ8)

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Assassin ページ8

-KOYAMA.K-

Ky「逢いに来たら嫌いになるって」

まあ嘘だけど。まっすーがそんな簡単に手越のこと嫌いになるハズないし。

でも、今ここで手越を止めないと大変なことになる。

まっすーのことを葬ろうとした大学教授が新たな殺し屋雇ってる可能性もあるから。

そこに手越が行ってしまったらまっすーだとは認識されないハズだけど葬られてしまうかもしれないから。

それを止めないといけない。それで、シゲが巻き込まれてしまうかも知れないから。

それは、避けないと。そんなことになったら俺は自分を責めても償えないと思ってる。

Tg「しょうがないなぁ...その代わり! けーちゃんとシゲ呑もうね! ヤケ酒!」

Sg「俺パス。小山さんと2人で行って」

どこから訊いてたのかわかんないけど、シゲがスグに断りをいれた。

もう自分の仕事に没頭してると思ったけど、まだだったんだなぁ。

Ky「俺もまだ忙しいからムリかなぁ〜」

Tg「...嘘つき、今は忙しくないクセに」

手越がボソリと呟いた。

...え?

確かに今の俺は忙しくない。まだ、井ノ原くんから "仕事の依頼" を回されてないから。

でもそんなの、手越は知らないハズ。

俺たちの本業なんて、知らないハズなのに。

Ky「忙しいよー!」

Tg「...まあ、いいや! 今度ぜったい4人で呑むんだからね!」

無理矢理だけど、納得いくしてくれた、のかな?

後で髙木と裕翔に伝えておこうかな。

"手越のこと、調べて" って。

手越はまっすーの恋人だから、まっすー以外の人が手を出すワケにはいかない。

でも、俺たち鐘黐の脅威となりうる可能性があるのなら。

その確証を得たとき、坂本くんから司令が出され、きっとまっすーは

"手越を葬らねばならなくなる"

だからこそ、俺は組織トップクラスの情報収集能力を誇る髙木と裕翔に頼む。

1番いいのは薮だけど、アイツはまだ依頼がある。

だから今は忙しいから無理。

もっと、気を引き締めないと。

大切な人を守るために。