Love -勝利･気象･報道･平成跳-

Assassin ページ22

-NAKAJIMA.Y-


今日はやまの家に行ける。


スゴく楽しみで、スゴく嬉しいのに。


今の俺は それと同等かそれ以上の重荷を背負ってる。


そう、まっすーの恋人 "手越祐也" の情報収集。



Yt「お先に失礼します」


Yb「涼介と仲良くな〜」


Yt「わかってるよ〜」



薮くんとやまはサッカーが好き。という共通の趣味が有って意気投合しちゃってよく2人で食べに行ってるらしい。


多分、薮くんの方が俺よりもやまに逢ってると思う。


前までは嫉妬とかしてたけれど 薮くんに恋人が出来てデレッデレの顔して俺に惚気けて来てからは そんな心配要らないなって思ってしなくなった。


薮くん、好きになったら一途だから。


そう簡単に、気持ちが覚めるような人じゃないと思ってるから。



Yt「やま!」


Ym「ゆーとくんっ、久し振り〜」



久し振りに逢ったやまは相変わらず可愛くて笑顔が天使みたい。


ほわわんってしてて可愛いなぁ...。なんで俺今、カメラ持ってないんだろ...。



Ym「ゆーとくん...? お疲れ気味かな...?」


Yt「ううん! 全然! 今俺、裏方だし」


Ym「そうなの? よかったぁ...」


Yt「やま?」


Ym「、あの、仕事はさ ゆーとくんが誇りを持ってしてる仕事じゃん? だから、俺 応援してる。でも、やっぱり 怖いよ...いつ、俺の瞳の前からゆーとくんがいなくなっちゃうのかって...考えちゃって、」


Yt「やま...やまは俺に、鐘黐の仕事辞めて欲しい?」


Ym「...ううん、そうじゃないの。ただ、無理はしないで欲しいなーって...」



初めて、やまの本音を訊けた気がする。


そっか...俺たちからしてみたら物心付いた頃からずっとこの仕事に就いていたから 違和感なく行ってきたけれど...


"他の人から見たら 異端なんだ"

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