Target ページ15
-CHINEN.Y-
ヒカの恋人が圭人たちと一緒に歩いて来たから見てみると 宏太だった。
宏太自身も僕に気付いて「侑李!?」って驚いてた。
Tk「薮くん、知り合い?」
Yb「え、うん。幼馴染み」
Cn「宏太も鐘黐だったの」
Yb「おう」
宏太は僕の隣にいるヒカを一瞥して ふにゃっと笑いながら「ひかる、」と甘く言った。
Hk「やぶ、」
Cn「取り敢えず座ってよ、なんか居心地悪いから」
Yb「へーへー、俺奥〜」
Cn「そんなの当たり前でしょ、なんで僕とか伊野ちゃんの前に座るの」
Yb「おっ前なぁ...昔はあんなに『宏ちゃん、宏ちゃん』って後ろついてきたクセに」
Cn「宏太しか頼りになる人いなかったの! 宏太だって途中から付き合い悪くなるし、それに 宏太引き取ったあの人少し怖かったし!」
Yb「兄さん? 兄さんは優しいよ」
On「お〜い、薮? 飲み物お願いしていい?」
Yb「あ、大野くん。誰に煎れればいいんですか?」
On「いのおくん? とちねんくん? 八乙女と圭人。いのおくんとちねんくんはカプチーノ、八乙女はカフェオレ、圭人は珈琲だって」
やっぱり、大野くんはイケメンだな...ま、まあ、圭人には負けるけどねっ...!
大野くんのコトバに宏太は圭人と雄也に「ちょっとごめん」と言って席を立った。
その姿を見たヒカが寂しそうな顔をしてた。
Cn「ヒカ、寂しいの?」
Hk「うぇ!? あ、いや、えっと、」
Cn「そんなに狼狽えなくても...」
そんな会話をしてる内に、腰に黒いエプロンのようなものを巻いた宏太がお盆にカプチーノとカフェオレと珈琲を乗せて来た。
なんか、悔しいけど身長高いから似合う...。
僕ら以外にいた女性客が宏太を見て「カッコイイ...!」とか「背高い...」とか言ってた。
まあ当事者である宏太は昔っからそんなの言われ慣れてるから 無視して、僕らの席に着いたら大人っぽい笑みを浮かべながら
「カプチーノ、カフェオレ、珈琲でお待ちのお客様。遅れてしまい、申し訳ありませんでした。少々お熱いので お気を付けてお飲みください」って言った。
テーブルに飲み物を置いて「それでは 着替えて参りますので少々お待ち下さい」と言って去ってった。
Tk「薮くんがあんなに他人行儀なの初めて見たかも...」
雄也のコトバに僕と圭人が深く頷いた。少ししてから宏太が戻って来てさっきの笑顔とは違い ふにゃふにゃっと人懐っこい笑顔で「お待たせ」と言った。
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あお - 五人五色の薮の呼び方で、2番目のイニシャルが“Yb”になってますよ。それって“やぶ”ですよね？光じゃないんですか。 (11月2日 22時) (
レス) @page16 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HONEY×BLOCK | 作成日時：2018年3月19日 12時
