同期..002 ページ5
『あのさァ、黒影。なんで郁ちゃんにだけ訓練期間中厳しかったワケ??』
黒影「お前には関係ない、他県に派遣されていたお前にはな」
『ああ、そうだな。けどな、お前の私情でただでさえ辛い訓練をさらに辛くされた郁ちゃんの気持ちを考えてみろ。あとで後悔しても遅いんだからな、』
黒影「わかってる」
「月光、今日の警備ローテーションは俺と小牧、黒影と笠原、お前と手塚だ。俺は笠原と小牧に伝えに行く。お前は手塚に伝えてくれ」
『...なぜ 私が』
「お前と手塚は幼馴染なんだろう」
黒影を問い詰めていたら、堂上に声を掛けられ、るーに伝達を頼まれた。なぜ私なのかと訊くと、お前と手塚は幼馴染なんだろう、と言われた。
...なぜ、胸が痛い、なんでだろう...るーならわかるかな。
堂上に声を掛けられたから胸が痛いのか、
黒影に突き放されたから胸が痛いのか、
......病気にでもかかったのか、
まあいい、今考えても解決しない。放っておこう、そして 出来るコトなら......忘れよう。
『るー、今日の警備ローテ 私とだからね』
「ああ、わかった。なあ、俺は敬語じゃなくていいのか」
『るーが敬語がいいなら敬語でもいいよ。けどね、私は出来ればタメ口でいてもらいたいかな。昔なじみに敬語で話されても違和感があるし』
「わかった、」
−+−+−+−+−+−+−+−
黒影「お前さ、アイツのコト意識してるコト丸わかりだぞ」
「なにをだ」
黒影「アイツじゃなけりゃとっくに気付かれてるな。もう少し隠せ」
「...アイツは俺のコトを好んでいないからな。そんな風に感じるハズがない」
黒影「好んでない。ねぇ...」
「なんだその意味深な物言いは」
黒影「少なくともアイツは同期で班長としてのお前を好んではいると思うぞ」
「そうか、」
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moe(プロフ) - 新作かきはじめたんですね!堂上教官好きだから、楽しみです!! (2017年8月19日 20時) (レス) id: 0b0aeb7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HONEY×BLOCK | 作成日時:2017年8月13日 16時