子犬系男子【A.K】 (ページ3)

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子犬系男子..1 ページ3

私の朝は、早い。

朝練が始まるのは06:30。

それまでに、起きて支度が済んだら隣の家に住む幼馴染、赤葦京治を起こさなくちゃならない。

彼は、驚くほどに朝に弱い。

耳元で叫ばれても起きないほどだ。

え??合宿はどうするのって??

合宿の時は、学校での京治だから、起床時間の1時間前には起きてるよ(笑)

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

「あら、Aちゃん。いつも悪いわね〜」

『ううん、私がしたくてしてるコトだから』

「ﾌﾌｯ、そう??合鍵も渡してるんだから、勝手に入ってもらっていいのよ??」

『流石にそれは……(笑)京治起こしてくるね』

「朝ごはんはうちで食べる??」

『んー。迷惑じゃないなら』

「迷惑じゃないわよぉ〜!!Aちゃんは、私の子供みたいなのだもの!!」

『ありがと〜』

おばさんと会話をしながら京治の部屋に向かった。

幼い頃から行き来してるから、もう慣れた。

『京治〜??入るよ〜』

なんて云って、起きてた試しがないけど(笑)

『京治。起きて』

「んぅ……」

寝てるだけなのに、なんだこの色気は。

小さい頃から、ずっと2人だった。

なのに、京治だけ年々色気が増してる。

女子力も高いし……。

『け〜いじ!!起きて〜』

「ん〜……A……??」

『うん、私だよ』

「なんじ……??」

『5時だよ』

「まだ早いよ、、、Aも、一緒に寝ない……??」

『そんなコト云ってると、朝練遅れるよ』

「Aのケチ……わかったよ、、、起きる……」

こんなやりとりを、毎日する。

学校ではクールで大人っぽいらしいけど、私の前だと甘えん坊の弟気質の京治。

弟気質になったのは、、、私が世話を焼きすぎたからかな(笑)

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