三輪ちゃんに成り代わった件について

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気まずい空気だ……


カッコよく私は三輪Aだと叫んで、責任を他人に擦りつけたらまさかの本当にいたっていう…

よくわからないがまぁそんなかんなで……

まぁね……うん…


「えっとぉ、どちら様で？」

「あー、僕は神だよ！ほら、君が前世でみていた夢小説とやらで、たくさん出てきていただろう？そんなやつさ！だから説明はちょっと省くね！」

「えぇ？てか私の恥ずかしい古の記憶を呼び起こさないでよ」

本当に嫌んなっちゃう。
夢小説読んでるとか仲の良い友達にもいってないのにさ！対して相手はずっとニコニコ笑顔。張り付いているにっこり笑顔。私はこんなに嫌そうな顔してるのになぁ。

…………まるで吐瀉物をみているような顔してるのになぁ。

「それで、変態ロリコン誘拐犯はなんで私をここに？」

「まず、君は死んでいるよね。そして、呪術廻戦の三輪霞ちゃんに成り代わったわけだ」

「あれれ？華麗にスルーされちゃったな？？？聞こえなかったかなー？？？」

「で、なんで成り代わったのかと言うと、それは僕達からのご褒美でもなんでもないんだ。ただの手違いでね、新人ちゃんが間違えちゃったみたい」

「これもスルーしちゃう？なんか寂しくなってきたな…」

貼り付けた笑みのまま淡々と話を進める神サマ。胡散臭いこの上ないが、先ほどの言葉にゾッとした。


【ご褒美でもなんでもない】

【ただの手違い】


私はこの世界に来れたことはとても嬉しかった。こんなに小さい私では今はまだ無力かもしれないが、傑くんの闇落ちや、灰原くんの救済とか、かのチート夢主が成し遂げていたことを私もしたいと密かに思っていた。

でも、神サマは私のことを、この世界から失くそうとしているのかもしれない。

ああ、涙が出そう。


「あれ？Aちゃんどうしたの？泣きそうな顔してるけど」

「…………なんでもないし……」

「いや、絶対なんでもなくない。なに？どうしたのさ？精神年齢は前世とプラスされてる筈なんだけどなぁ。おばあちゃんのはずなんだけど」

「うぅぅ……なんでもないの！」

「あ、そう？じゃあこのまま続けるけど。君には選択肢が残されている。


一つは、この世界に残る。

二つは、前の世界へ帰る。

三つは、消えて無くなる。


さ、どれがいい？」


ちょっと待ってよ。


「何を言ってんの…？前の世界へ帰るって、私はもう死んでるじゃない。どういう事？」


「あぁ、その事ならね、幸ちゃんが解決してくれるよ」

＊→←何処だ！！！！！！！！

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