11 ページ18
爆豪とも前みたいな関係にとっくに戻った冬本番。私の髪も肩につかないくらいまで伸びてきた。
けど……
『寒い…！！』
今まで髪の毛があったからマフラー無くても平気とか思ってたけど短いってこんなにも寒いの……？耳郎ちゃんとかお茶子ちゃんとか凄いなぁ……と思いながら寮へと帰っていれば頭の上に何かを乗せられる
ビックリして振り返れば鼻先を赤くしてマフラーをグルグルに巻いた爆豪が居た。
『…何これ』
「やる、見てるこっちが寒いんだわ」
そう言ってスタスタと歩いていく爆豪を疑問に思いながらも袋に入った物を取り出せばマフラーが入ってた
『ありがとう！』
「おー……」
そう言いながら爆豪は振り返らず帰っていく。同じ場所に帰るんだから少しくらいペース合わせてくれたっていいじゃん……
………………いやいやいや、何爆豪と一緒に帰りたいって思ってんの！？と1人心でツッコミをしていれば梅雨ちゃんに声をかけられる
蛙吹「爆豪ちゃんからのマフラーAちゃんに似合いそうね」
『梅雨ちゃん……！いつから…』
蛙吹「爆豪ちゃんがAちゃんの頭に乗せるあたりからかしら。」
『それもう全部じゃん…』
寒いのは苦手だという梅雨ちゃんは完全防備で暖かそう。
蛙吹「爆豪ちゃん、Aちゃんには優しいっていうか特別な感じよね」
『……気を遣われてるんじゃないかな、』
蛙吹「私には爆豪ちゃんがそういう事するタイプには見えないけど」
それは確かにそう、私もそう思う……
実際マフラー以外にも心当たりはある。
今まで椅子に座ってたら怒っていたのに今は5回に1回くらいしか怒らなくなった。私が好きだって耳郎ちゃんに教えた飲み物を自販機で間違えて買ったからとか言って渡してきたこともあった。財布を忘れてランチラッシュで焦っていたら後ろにいた爆豪が奢ってくれたこともあった
他にも色々あった気はするけどよく覚えてない。とにかく色々あったのだ。
蛙吹「…値札は切った方がいいわね」
梅雨ちゃんが指を指す場所を見たらSALEと赤札が貼られた値札がピローンとぶら下がってる。元値が800円とただでさえ安めの値段なのにその上から300円に書き換えられている
『やっす！』
「…なんか文句あんのかよ」
ひぃっ……！結構離れているのに地獄耳……私の声がでかいのか？
値段はともかく爆豪から貰ったマフラーは何だか特別に思えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブックオフなのに本ねぇじゃん！！！ - ふっはぁぁぁぁあ…！！神ですね笑！もう、もう、、展開が素敵です！！これからの2人が楽しみですっ！応援してます！頑張ってください！！ʕ・̀ω・́ʔ✧ (2021年11月16日 17時) (
レス) @page25 id: 1a619cef46 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - 好きなんだが？？？？？ (2021年11月14日 9時) (レス) @page20 id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆぅ | 作成日時：2021年11月10日 18時
