爆豪は少し素直じゃない 【爆豪勝己】

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この関係はこの関係でまぁまぁ楽しい



その気持ちに嘘偽りなんて一切ない。だけど、楽しいからこそ爆豪と付き合えたらもっと楽しい気がすると私は思うんだけど爆豪は違うのかな




「…なんだよ」



もう何度目か分からなくなった放課後デートとも言えるようなこの行動。冬服だった私たちも気が付けば衣替え期間を経て夏服へと完全移行していた




『腰パンダサい』
「あ？うるせぇ」
『足短く見えるよ』
「勝手に言ってろや」




そう言いながらも少しだけズボン上げる辺り可愛いじゃん。本人に言ったら絶対怒るだろうから言わないけど。



『爆豪暑い、アイス買おうよ』
「Aの奢りな」



爆豪の呼び方もいつの間にか椅子女からA呼びに変わってたけどそれにはもうとっくに慣れた。



『えぇ、この前も奢ったじゃん。爆豪のケチ』
「前にダッツ2個も食ったのはどこの誰だよ」



そう言いながらコンビニでアイスの会計をしたのは結局爆豪だった



『ゴチになりまーす！』
「……また俺かよ」
『今度はダッツじゃないのにしたし』


やっぱり暑い日は定番のソーダ味に限るよね。



『爆豪いつもそのアイスだね』



爆豪は決まってオレンジのアイス。意外と選ぶものは可愛い、言わないけど



「……食うか？」



ずいっと目の前に差し出されたアイスを食べれば私が手に持っていたソーダのアイスをガブリと食べた


『あ！！絶対爆豪のが多く食べた！』
「俺の金で買ったんだから俺が食ってもいいだろうが」



……っていうかすっごい自然に関節キスしてしまった、



「顔赤いぞ、バテたんか」



溶けるスピードよりも早くアイスを食べきった爆豪が私に聞くけどお前のせいだからな……

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