【銀魂】江戸の歌姫

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「ふぅ。ここなら安全だよ、Aちゃん」


いや、それは嘘だね。
だってこの男自体から危険な香りがするもの。アウトだもの。

一見、人が良さそうな顔をしている。話し方も丁寧？というか気味が悪い。



「あなたたちは、何が目的なんですか？それにどうして私を？それと‥あなたたちのせいでね、描こうとしてた歌詞が‥忘れちゃったじゃないですか！そこのとこ、どうしてくれるんですか？」


言いたいことを全部言ったよ、だって本当に困るし。


「‥‥」


この人たち黙りだし。やっぱ責任取れないんだな。


「とにかく、私を解放してください！」


「真選組に危害を与えても良いのなら、そうするけど？」


「はい？なぜ真選組が出てくるのです？」


あれ、知らなかったのとでも言いたげな顔でこちらを見つめてくる男。


「たしか、沖田総悟は言ってたんじゃない？僕たちを潰すって。」


まさか、あのでかい星って、この人たちのこと？つまりこの人は攘夷浪士で‥‥


「やっとわかった？僕たちは攘夷浪士だよ。それと僕は芹沢Aちゃん、君の大ファンだ。まぁその内、大ファンではなくなるけどね？」


それってつまり


「まさかとは思うけど‥‥あなたなんですか？あの手紙を送ったり、写真を送ったりしてきたのは。」


あぁ、これのこと？と言いながら胸元から差し出してきたのは、見覚えのある黒い封筒。
流石の私も、もう怯えることしかできなかった。


やっぱりこの男は危険だ。

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