【銀魂】江戸の歌姫

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午後5時を回る頃。


「え、総悟くん３日間いないんですか？」


「そうなのよ、３日間から４日間位はこっちに戻らないそうだから。A、くれぐれも気を付けて行動するのよ。」


朝からいないと思ってたらそういうこと。
林田さんにそう言われて思い出した。
そうだ、総悟くん言ってたよ "近々、ちとデカい星を潰すことになる"って。



いや、イマイチ専門用語？が分かんなくて
「なにそれ星を潰すって‥厨二病臭いこと言ってるようだけど、なにかあったんですか」
などとほざいてしまった私。
総悟くんはその後、凄く私を哀れんだような目で説明してきた。



そういうわけで、やはり好都合だ。
この前の作戦が成功しそうだ。
総悟くんと会わない＝関わることがない＝解決
に繋がるのではないか。少しの間、私たちが仲良くしなければストーカーさんも気が済むだろう。



「それじゃあ、私は明後日のライブの打ち合わせ行ってくるわ。おとなしくしてるのよ」


「はーい、行ってらっしゃいませ。」


‥‥暇だな。一人ってこんなんだっけか。
そうだ、歌詞でも描こうかな。



「おっかしーな、ここにあったはずだよ〜」

独り言がやけに響く。何を探しているのかというと、歌詞製作用のノートだ。おまけにペンもインク切れときた。


「今、買いにいくか‥でもなぁ暗くなってきたし、明日買いに行くか。」



明日は昼過ぎからライブのリハーサルだから、買いにいくなら朝しかない。今のうち目覚まし時計セットしておかなきゃ。

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