11話 ページ12
雅紀side
ファンのみんなと翔ちゃんのおかげで明るい雰囲気に戻って、ライブはテンションMAXのままアンコールに。
アンコールなにする？って会議やったのが不意に頭を過る。
翔「この場合アンコールってさ、盛り上がったまま終わるのが正解？バラード系じゃない方がいいのかな？」
智「今までのラスト比べてみる？」
和「結構バラバラ？…でも盛り上がってMAXで終わってた…かな。」
テーブルの上には歌詞が書かれたプリントがたーっくさん。
シングル曲なのか、アルバム曲なのか…まだはカップリングなのか。
まずはそこから。
シングルが妥当かなーなんて方向にまとまってはいたんだけど。
なんかヒントないかなぁーって松潤のノートをパラパラと…。
ん？
雅「ねぇ！！」
和「近くにいるんだからそんなに大きな声出さなくても聞こえますって…。」
雅「いーから！ここ！！」
翔「ん？…………これで行くか。」
さすが松潤。
智「いいね、これ。」
満場一致で決まり。
翔「いやぁ、この曲ラストかぁ…思いつかなかった。」
和「さすがですね。」
なーんてみんなで笑ってたっけ。
智「次の曲がラストになります。聞いてください。」
すぅ
嵐「still...」
イントロが流れ始める。
会場には黄色い歓声。
メッセージ性の強いこの曲がラストに。
確かに、今回のライブのラストのはピッタリかも。
さすが演出担当！
智翔「いつか君が言った忘れそうなその言葉を思い出していた…」
ライブしてて思ったことがもう一つ。
彼のパートが減ってしまったこと。
もし仮にOne Loveとかあったら多分泣いちゃう。笑
雅和「そして君の声で我に返るいつもの暮らしは続いていく…」
智「ずっと隠していた秘密だって君だけには伝えてきたんだ…どんな時も僕の全て多分まだ…」
ダメだって…。
雅「っ騒がしい街並みすれ違っていくなも知らない人…」
このパートだけで涙出そう。
トロッコで会場周りながら歌ってるけど、結構泣いてる子いたな…。
つられそう。
翔「�爐△瞭�君は僕になんで言ったっけ…”なんて言ったってもう関係ないね。散々会って、段々分かって、季節迫りきて散々泣いて。君は君夢でっかく描いて、僕はここから成功を祈ってる。」
和「待ってるだけじゃ、明日はないから。動いたここじゃ始まらないから。」
翔「先の見えない暗い道路も、それが例え迂回路でも。今は少し2人とも辛い表情しまっておこう。これは別れではない、出会いたちとの新たな始まり。ただ、僕はなお貴方に会いたい。また…いつか笑ってまた再会そう絶対…！」
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作者名：miu | 作成日時：2020年2月19日 23時
