星の呼吸【鬼滅の刃】

肆拾漆 ページ50

珠「！」


炭「俺、禰豆子に暗示かかってるの嫌だったけど本人の意志がちゃんとあるみたいでよかっ…た」

顔を上げると珠世が泣いていた。


炭「！すっすみません！禰豆子！ねねっ禰豆子！離れるんだ！失礼だから！」


珠「ありがとう………禰豆子さん、ありがとう。」


愈史郎「…」


・・・愈史郎が人間だった頃・・・


珠世「あなたは、それでも生きたいと思いますか？本当に人でなくなっても生きたいと。このままあなたは病で命を落とすでしょうですが…人で無くなることは辛く悲しい…それでもあなたは生きたいと？」


・・・・・・


愈「…」


珠「私達は、この土地を去ります。」


炭「えっ？」


珠「鬼舞辻に近づきすぎました。早く身を隠さなければ危険な状況です。
それにうまく隠しているつもりでも医者として人と関わりを持てば、
鬼だと気づかれる時がある特に子供や年配の方は鋭いのです。炭次郎さん」


炭「はい？」


珠「禰豆子さんは、私達がお預かりしましょうか？」


愈「っへ!?…」


炭「え？」


珠「絶対に安全とは言い切れませんが、戦いの場より危険が少ないかと。」


橙「顔顔…愈史郎さん顔やばいよ…」


『すっごい嫌そうなお顔…』


炭(そうかもしれない、確かに預けたほうが禰豆子のためにも…)



禰豆子が炭次郎の手を掴んだ。


炭「っ！」


禰「………」


炭「！……珠世さんお気遣い有難うございます、でも俺達は一緒に行きます離れ離れにはなりません…もう、二度と。」


珠「分かりました。では、武運長久を祈ります。」


愈「じゃあな。俺達は痕跡を消してから行くお前らはさっさと行け。」


炭「はい！それでは、珠世さんも愈史郎さんもお元気で！行くよ禰豆子。」

・・・・・・・
枠が一杯になってしまったので移りたいと思います！
こんなに長く続けるとは思っておらずとても嬉しいです！
読んでくださっている皆様！本当にありがとうございます！引き続きよろしくお願いします！

この小説の続きへ→←肆拾陸

ラッキーアイテム

吹雪の日輪刀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す