星の呼吸【鬼滅の刃】

肆拾伍 ページ48

朱「ま………り……」


『っ！』


炭「っ！」


橙「っ！」

朱「まり…まり…」


炭次郎が立ち上がろうとする。


『待って危ないから私が…』


ポンッ


『どうぞ、毬ですよ。』


朱「あそ、ぼ…遊ぼ…」


(小さい子供みたいだわ、たくさん、人を殺しているでしょうに、)


橙「日が登ってきた…」


ぼぼ…ぼ…鬼が塵となっていく


炭(十二鬼月だと煽てられ騙され、戦わされそして鬼舞辻の呪いで殺された。救いがない。)


(死んだあとは骨すら残らず消えていく、人の命を奪った、報いなの？鬼舞辻あの男は、
自分を慕うものにもこの仕打ち、本物の鬼！)


『許せない…鬼舞辻無惨…来世ではどうか幸せに。』


橙(Aちゃんは、この鬼のために泣いて、怒って、幸せを願っている。鬼のせいでつらい思いをしたのに、優しすぎるよ。)


三人はそっとその場を離れボロボロの家の方に向かった。

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