星の呼吸【鬼滅の刃】

肆拾肆 ページ47

炭「はぁっ！」


『っ……』


(この呪いは何度聞いた事か、実際に見ても残酷です。)


・・・・・・


炭「死んでしまったんですか？」

珠「まもなく死にます…これが呪いです。体内に残留する鬼舞辻の細胞に肉体が破壊される事…
基本的に鬼同士の戦いは不毛です。意味がない、致命傷を与えることができませんから、
陽光と鬼殺の剣士の刀以外は、ただ鬼舞辻は鬼の細胞を破壊できるようです。」


『わっ！』


炭「うわっ！」


橙「うむっ!?」


愈「珠世様の術を吸い込むなよ、人体には害が出る。わかったか！」


『コクッ』


炭「んっ！んっ！」


橙「コクコク」


珠「炭次郎さんこの方は十二鬼月ではありません、十二鬼月は、眼球に数字が刻まれていますが、
この方にはない恐らくもう一方も十二鬼月ではないでしょう…弱すぎる。」


炭「ん!?弱すぎる？あれで!?」


『でしょうね、私達だけで倒せるなら、柱なんていませんし。』


橙「これくらいだったら俺一人でもちょっと本気を出せば、倒せてたかも。」


愈「珠世様がおっしゃるのだから間違いない。しかし頭の悪い鬼もいたもんだな、
珠世様のお体を傷つけたんだ当然の報いだな。」


珠「この血が治療薬を作る手がかりになるといいのですが。私は禰豆子さんを診ます。
薬を使った上に術まで吸わせてしまったので。ごめんなさいね。」


愈「なっ！お前たちはそのままじっとしてろ！あとは知らん！俺は珠世様から離れたくない少しも！」

そう言うと追いかけていった。

肆拾伍→←肆拾参

ラッキーアイテム

吹雪の日輪刀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す