1話 ページ2
13年後
私なお母様に連れられ何かのパーティーへ行くため馬車に乗っていた
『本当に行かなくちゃダメなの?
私が行かなくても誰も気づかないと思う』
お母様「いいえ、気付くわ」
そう言うとお母さんは私の腰辺りを触った
お母様「コルセットは?
ストッキングも履いてないの?
礼儀がなってないじゃない」
『嫌いなんだもん
帽子に魚を乗せるのが礼儀だって言われたらそうする?
私にはコルセットやストッキングが魚と同じなの』
お母様「今日だけは屁理屈をやめて」
そう言うとお母様は私にネックレスをつけた
お母様「貴方はすごく綺麗よ。
ほら、笑って見せて」
お母様に言われたのでにっこりと笑って見せるとお母様も安心したように笑った
______
ヘイミッシュ母「遅かったじゃない。いらっしゃらないのかと思ったわ」
馬車を降り、お母様について行くとすぐにヘイミッシュのお母さんにキツく言われた
ヘイミッシュ母「ヘイミッシュが貴方と踊りたがってるわ。行って。」
『失礼します...』
こう言い残し私はダンス会場へ行きヘイミッシュと合流した
ヘイミッシュ「やあ、今日の君はとても素敵だ」
『...ありがとう』
ヘイミッシュ「さあ踊ろうか」
そう言うとヘイミッシュは私の手を取り、向かいの人とお辞儀をするとゆっくりとつまらないダンスを始めた
『ねえ、これ飽きない?』
ヘイミッシュ「まさか。むしろ、気分爽快さ」
すると突然面白い光景が浮かんだ
『...ふふっ』
ヘイミッシュ「面白かった?」
『いえ、違うの
突然、女がズボンを履いて、男がドレスを着ている所が目に浮かんだの』
ヘイミッシュ「...そういうことは、あまり言わない方が良い
迷ったら黙っている事だ」
『...』
ヘイミッシュにそう言われたので私は踊っている沢山の人達から目を離した
『あっすみません...!』
考え事をしながら踊っていたら知らない人の足を踏んでしまった
ヘイミッシュ「すみません、彼女、今日はどうもおかしくて
何を考えていたんだ」
『空を飛べたらどんなかなって』
ヘイミッシュ「なぜ君はそんなに奇想天外なことばかり考えるんだ」
『いけない事?
お父様が言ってた。奇想天外だけど有り得ることを6つ考えるのは朝飯前だって』
ヘイミッシュ「...ちょっと」
ヘイミッシュは私の手を引っ張った
ヘイミッシュ「A、10分後きっかりにガゼボの下へ来て」
そう言うとヘイミッシュは足早に去っていった
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作者名:M | 作成日時:2020年4月1日 11時