148 ページ2
悠木｢うぅ…緊張する…｣
天月｢いつも通りいけば大丈夫。頑張って｣
悠木｢うん…！ありがとう！｣
あおちゃんは綺麗な衣装を着てステージに向かって歩いて行った。
今日はアニサマ。あおちゃんが歌い終わったら私とあおちゃんの曲を発表する。そしてトリを私が務める。今日は素敵な1日になりそう。
悠木｢じゃ、私の可愛い後輩であり大親友！おいで！｣
あおちゃんは歌い終わったのか私を呼んだ。ふぅ…と息を吐いてステージに立った。わー、こんなに人多いんだ。すごいな。
天月｢みんなー！やっほー！天月Aだよ！｣
悠木｢なんでここにAがいるかというとー…｣
天月・悠木｢私たちのCDが発売されまーす！｣
私たちがそう言うとモニターに発売日や私たちの写真が写し出された。
天月｢今からその中の1つであるfutureを歌います！｣
悠木｢聞いてください！｣
イントロが流れ、目を瞑ってマイクを口元に近づけ歌い始めた。この曲は私らしさを100%出している曲だ。癖全開で歌ってるからみんなびっくりしてる笑 歌い終わってステージから観客の方を見ると大盛り上がりだった。頑張って良かった…
悠木｢他にも沢山あるから聞いてね！じゃあ私はこれで！｣
あおちゃんがステージから降りたのを確認すると話し始めた。
天月｢アニサマ最後は私のこの曲で終わりたいと思います。聞いてください。first step｣
first stepのイントロが流れると会場が一気に盛り上がった。みんな、体力使い切ってね。
悠木｢Aー！お疲れ様！｣
天月｢うぅぅぅあおちゃぁぁん｣
悠木｢泣きすぎ笑｣
アニサマも無事に終わり、安心からか涙がポロポロと零れた。
天月｢涙脆いの直したい…｣
江口｢なんで？守ってあげたくなるから直さなくていいよ｣
天月｢いやでも………え？｣
江口｢え？｣
え？？ちょ、待って。なんで拓也がいるの？アニサマ出てないじゃん。
江口｢お疲れ。かっこよかったよ｣
天月｢ありがと…｣
拓也は私の体を抱き寄せた。身長差は20cm以上…というかほぼ30cmあるので拓也の大きな体に私の体はすっぽりとはまった。
天月｢4日前まで喉壊してて…やりきれるか不安で…｣
江口｢上手に歌えてたよ｣
天月｢良かったよぉ…｣
拓也から抱きしめられ更に安心してしまい涙が止まらなかった。
天月｢あおちゃん、楽しかった｣
悠木｢私も。また絶対歌おうね！｣
天月｢うん！｣
私たちはお互いの拳をコツンとぶつけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空白 | 作成日時：2021年4月6日 21時
