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西山｢おはようございまーす｣
梅原｢今日もこの3人が1番か｣
この3人というのは私と良くんと拓也のこと。私が打ち合わせとかで遅くなったときは良くんと拓也だけだけどね。
天月｢ふわぁ…眠い｣
木村｢寝不足かー？ちゃんと寝ろよー｣
天月｢はーい…ちょ、拓さんほんとごめん。お茶買ってきて。｣
江口｢緑茶だよね？わかった｣
拓也が楽屋から出ると宏太朗さんが興味津々にこう聞いていた。
西山｢昨日どうだった？｣
天月｢別に何もありませんけど｣
まあ私は得意の無気力(ポーカーフェイス？)で無表情を繕ってるけど。
梅原｢ふーん｣
天月｢何ですかその目は｣
梅原｢ちょっと立って｣
天月｢い、嫌です。台本チェック終わってないので。｣
梅原｢いいから立って｣
天月｢ちょっ！｣
梅さんは私を椅子から引きずり下ろした。案の定私は腰を痛めてるので地面に座り込んでしまった。
梅原｢どうした？笑｣
分かっててやってるなこの人は。どこまでドSなんだよ。
天月｢腰が痛いので手貸してください…｣
梅原｢んー？よく聞こえない｣
天月｢こっ…腰が痛いから…手貸して…ください｣
梅原｢はいはい笑｣
梅さんは優しく私を立ち上がらせて椅子に座らせた。そして耳元でやりすぎ、と囁いた。私は顔が赤くなるのを感じたので台本で顔を隠した。
梅原｢あれ、いつものポーカーフェイスはどこに？｣
天月｢やめてください恥ずかしいです…｣
良くんの方を見ると台本チェックに集中しているのかこちらの話は聞いていないようだった。宏太朗さんは梅さんと同様、ニヤニヤして見ていた。何なんだこの先輩たちは。
江口｢お待たせー。はい、緑茶｣
天月｢ありがとう｣
梅原｢江口さん初めてじゃないからって手加減しないとダメですよ｣
江口｢あーやっぱり？Aごめんな｣
拓也までこの悪ノリに参加してる。ニヤニヤするなこっち見るな恥ずかしい。この空気に耐えられなくなったのでトイレに行こうと椅子を立った。
天月｢ちょっと私トイレに…わっ！｣
そうだった腰痛めてるんだった。私は椅子から落ちそうになったけどすぐに大きな腕で誰かが受け止めてくれた。
梅原｢お前バカか…腰痛めてんだろ｣
天月｢す、すみません…｣
今日の収録する部屋まであおちゃんの手を借りて行き、何回もやり直しさせられたのは言うまでもないだろう。そしてみんな察していました。もちろん良くんも。もう絶対やらないんだから。
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作者名：空白 | 作成日時：2021年4月3日 20時
