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天月｢ふぅー。次はレコーディングか｣
悠木｢えーAこの後仕事？｣
天月｢そうだよ｣
悠木｢ご飯誘おうかと思ったのにー｣
天月｢また今度誘って〜｣
私はアニメの収録を終えて楽屋でレコーディングの準備をしていた。すると拓さんが私の方に近づいてきた。
江口｢来週の火曜日空いてる？｣
天月｢んーと…午後からなら｣
江口｢家来ない？｣
天月｢いいんですか？行きます！｣
江口｢じゃあ仕事終わったら連絡して｣
天月｢はーい｣
荷物を持って楽屋を出ようとしたときにふと拓さんの頭に糸がついているのが見えた。
天月｢拓さんちょっとしゃがんで｣
江口｢こう？｣
拓さんは私の目線ぐらいの高さにしゃがんでくれた。そして頭についていた糸をとった。
江口｢あ、ごみついてた？ありが──｣
自分の目線と同じぐらいのところに拓さんの顔があったので顎クイをしてキスをした。
天月｢あ、ごめんつい癖で。じゃあ私レコーディング行ってきまーす｣
楽屋を出る前に拓さんの頭を優しく撫でた。なんだろう…これするのは彼女じゃない気がする。まあいいや。
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悠木 side
なんじゃありゃ！！！イケメンとは聞いてたけどイケメンすぎるだろ！！！こっちまでキュンってしたわ！
梅原｢想像以上のイケメン…｣
石川｢あれここ楽屋ですよね？楽屋でもするんだ？｣
悠木｢ってかA、つい癖でって言ってたよね！？｣
木村｢ほんとだよ！えぐどういうことだ！｣
江口｢あー…Aは俺の顔が自分の目線ぐらいの高さにあったらキスしたくなるって言ってました｣
西山｢いやどういうこと｣
岡本｢Aちゃんっていつもどこか余裕ある感じするよね｣
木村｢分かる。悔しいけど大人って感じするし。｣
悠木｢あと楽しい以外の感情を表に出さないから分かんない｣
江口｢大親友の前でもそうなんだ…｣
木村｢じゃあえぐ、嫉妬させてみたら？｣
江口｢嫉妬？｣
岡本｢あーそれいいかもしれませんね｣
江口｢え、え、どういうこと？｣
悠木｢女性との距離感を少し近くする、とかですか？｣
木村｢そうそう。そんな感じ｣
江口｢嫉妬するのかなぁ…｣
西山｢男が弱気になってどうするんですか！｣
悠木｢そうですよ！！頑張ってください！｣
江口｢わかった…みんなも協力してよ？？｣
西山｢当たり前ですよ！｣
木村｢なんかあったら言えよ｣
ということで何故か江口さんがAを嫉妬させることになりました。
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作者名：空白 | 作成日時：2021年4月3日 20時
