128 ページ31
今日はレコーディングを終えてから楽屋に入った。レコーディング楽しすぎたな…もう1回やりたい。だけどやり直しするのはやだ。
天月｢おはようございまーす｣
西山｢お、イケメン彼女が来た｣
悠木｢惚れるわ｣
岡本｢よく見たらイケメンかも｣
楽屋に入るなりみんなが私を見てそんなことを言い出した。イケメン…？惚れる…？何言ってんのこの人たち。ついに頭狂った？
梅原｢頭狂ったの？みたいな目で見るなよ｣
天月｢え、なんでわかったんですか｣
江口｢思ってたんだ笑｣
とりあえず拓さんの隣が空いていたのでそこに腰を下ろした。
江口｢イケメンだったんですね。俺がイケメンって言われるように頑張ります｣
天月｢何言ってるんですか拓さんは十分イケメンですよ｣
悠木｢うわやっぱイケメンかもしれない｣
天月｢さっきからなんの話し？ついていけないんだけど…｣
西山｢え、これ知らないの？｣
宏太朗さんがスマホを出して動画を見せてくれた。そこには私が昨日ナンパされてる子を助けるところが収められていた。
天月｢なんでこれ…｣
悠木｢昨日さ、テレビでもしナンパされてる女の子がいたら街中の人はどうするかっていう企画あったらしいんだよね。しかも生放送。｣
天月｢へー、そうなんだ｣
江口｢それで誰も助けないから企画ボツにしようか…ってなったところ助けたかっこいい女性が現れたんだって｣
天月｢…もしかして私？｣
西山｢そう！｣
梅原｢助けたのが女性で、しかも有名歌手の天月Aだって知った瞬間の盛り上がり方すごかったぞ｣
悠木｢Twitterにもトレンド入りしててすごかったんだよ！｣
天月｢そうだったんだ…｣
木村｢テレビとかTwitter見てない？｣
天月｢うん。レコーディングってことで喉の調子整えてたし台本チェックでそれどころじゃなかった｣
悠木｢いやーでもすごかった。イケメンかよ！ってテレビに叫んじゃったもん｣
天月｢私あれ以外方法思いつかなくてさー…あとナンパされてる子見たらいてもたってもいられなくなって｣
江口｢待って男の俺より男前なのはダメだよ｣
天月｢男前とかイケメンとか…私男じゃないんですけど？｣
悠木｢あ、いやそういうことじゃなくて｣
木村｢天然鈍感には理解出来ないと思うから解説しなくて大丈夫｣
天月｢？？｣
私の頭には｢？｣が200個ぐらい付いてたけど誰も教えてくれなかったから台本チェックをした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空白 | 作成日時：2021年4月3日 20時
