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あれから私は拓さんとのお付き合いを順調に進めていた。でもある日事件が起こった。
天月｢おはようございまーす｣
最近はLIVEが近いため打ち合わせをしてからアニメの収録に行くことが多いので楽屋入りするのは大抵最後。今日もいつも通り楽屋に入った。そして良くんから1番離れている椅子に座った。その時に楽屋にいたメンバーは察した。こいつらまだ喧嘩してるのか、と。私は3日前から良くんと喧嘩していて1度も話していない。
喧嘩の原因はこれだ。3日前、私はLIVEが近いので事務所で遅まで自主練をしていた。最近は忙しくてレッスン時間があまりない。その焦りからかやけになって練習をしていた。その時に良くんからやりすぎだと止められたのだ。でも私は練習時間が足りないと思っていたし何より否定されたと思い、逆ギレしてしまった。いやふつーにこれ私が悪いやん。
天月｢はぁ…｣
梅原｢あんま楽屋でため息つくなよ｣
天月｢どうしたら仲直りできますかね…｣
梅原｢ご飯誘って謝る｣
天月｢あっちが避けてるから無理です…｣
梅原｢んー…あ、じゃあこれどう？｣
梅さんは私の耳元でコソコソと作戦を教えてくれた。なるほど！！梅さんもしや天才か！？
天月｢いいですね！やってみます！｣
______________________
2日後。私はいつものように事務所で自主練をしていた。今事務所には私と社長とその秘書さん的な人しかいないのですごく静かだった。私が自主練をしているとガチャっと扉が開いた。
天月｢良くん…｣
木村｢だからやりすぎだって｣
良くんはすごく怒っている顔をしていた。でも目は心配をしている優しい目だった。
天月｢私、良くんに言わなきゃ行けないことがあって｣
頑張れ…今言わないと後悔する…！
天月｢ごめんなさい！｣
私が良くんに頭を下げて謝ると良くんはビックリしていた。
天月｢最近忙しくてレッスンの時間あんまりなかったから焦りでやけになって練習してた…そんなの意味が無いって分かってるのに…｣
木村｢俺もごめん…オーバーワークだって思って注意したけど言い方きつかったよな…｣
天月｢そ、そんなことない！！｣
木村｢今日は久しぶりにどっか行くか｣
天月｢…うん！｣
私は荷物をまとめて部屋から出て良くんと一緒にお好み焼きを食べに行った。完全に良くんの気分だよね笑
でも仲直り出来て良かった！
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作者名：空白 | 作成日時：2021年4月3日 20時
