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1時間ぐらい経ったのだろうか。少し寝ていたようだった。でも目を開けるとまだみんな飲んでいたので安心した。うん、でもなんで拓さんから膝枕されてるの？
江口｢あ、起きた？｣
天月｢んー起きてない｣
江口｢嘘つけ｣
天月｢なんで私拓さんから膝枕されてるの？｣
江口｢あなたがここに寝たんでしょうが｣
天月｢え？そうだっけ？覚えてなーい｣
私は体を起こして拓さんの肩に頭をことんと置いた。
江口｢ここ公共の場ですよ？｣
天月｢酔ったせいって言えば何とかなる｣
江口｢うわ確信犯だ。ってなにお酒飲もうとしてんの｣
天月｢えーー取らないでよー私のお酒ー｣
江口｢もう酔ってるからダメです。それにこれ俺のだから｣
天月｢明日仕事何時からだっけ…昼から？夜から？美香さーん、何時からー？｣
江口｢美香さんはここにいないし、明日は昼からあまラジだけだって言ってたでしょ｣
天月｢え、なんで把握してんのこわ｣
江口｢AがLINEで嬉しそうに報告して来たんでしょうが！！笑｣
天月｢A覚えてないな♡｣
江口｢カワボで言いながらお酒取ろうとするのやめなさい｣
天月｢んんっ…お酒飲みたいな｣
江口｢イケボで言ってもダメです｣
天月｢じゃあショタボ？｣
江口｢いやもう飲ませないからね？｣
天月｢やーだー飲むーー｣
江口｢だからダメだって｣
天月｢お願い♡｣
江口｢カワボで言ってもダメだからね｣
天月｢拓さんの意地悪！｣
江口｢ショタボでそれ言うのやめようか｣
天月｢毛根いじめるな！はげるぞ！｣
江口｢イケボで言わないで刺さる｣
天月｢え、私色んな声出せるじゃんすご｣
江口｢今気づいたの？｣
天月｢いや薄々気づいてたんだけどね？こんなにすごいんだ｣
江口｢なんか…良かったね？｣
天月｢えへへ、良かった良かった｣
江口｢お姉さん今日は素直ですね｣
天月｢私はいつも素直です〜｣
江口｢あ、こら！お酒飲むな！｣
天月｢飲んじゃった｣
江口｢可愛いから許すけどもうダメです｣
天月｢私ほんとに…もう…仕事が忙しくて辛い…｣
江口｢だから飲ませろって？｣
天月｢うん。飲ませて。｣
江口｢この間楽しすぎて辛いって言ってたのどこの誰ですか？｣
天月｢辛いことにかわりはない！｣
江口｢もーー喉傷つけちゃうでしょー｣
暫くそんな感じで会話をしていた。今考えたら頭おかしいよねこれ。
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作者名：空白 | 作成日時：2021年4月3日 20時
