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任務に行って全速力で呪霊を祓った。傑が来る前に終わらせて少しでも顔が見たくなかったから。
『終わりました。高専に戻ってください』
「わかりました。あの夏油さんは…」
『傑なんか知りません。早く行ってください』
「はぁ…仲直りなら早くしてくださいよ」
補助監督さんにまでもため息をつかれてしまった。仲直り、かぁ…よくよく考えたら私が悪いじゃん。傑はただ善意として苦い頭痛薬を渡しただけで…
『いーーやっ!私は悪くないもん!』
「話を聞くかがり加味さんが悪いかと…」
『私は悪くなーーーい!』
「はいはい」
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高専に戻ると傑と悟が話しているところを見かけた。いつもなら絡みに行くところだけど…今は無視。頭痛は相変わらずするけど任務は完璧にしたし。私に非はないし!
五条「おいアイツどーすんだよ」
夏油「暫くしたら元通りだから放っておいていいよ」
五条「ふーん…」
そんな会話をしているとは知らずに私は硝子の元へ遊びに行っていた。
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あれから3日。傑とは未だに仲直りできずにいた。傑は普通なんだけど私が一方的に傑を避けている。ここまで来たら傑に謝れよ…となるのだがタイミングが見つからない。
『硝子…ほんとにどうしよう…』
家入「さっさと謝れば解決するだろ」
『どうやって謝ったら…っていうかタイミングがないんだよ!!』
五条「今日合同任務だろ?そんときにでも謝ればいいじゃねぇか」
『お前には聞いてねぇよ!!』
五条「はぁ!?もうマカロン買わねぇぞ!」
『嘘だよ!ごめんありがとう!!』
どこからか現れた悟にお礼を言いながら呪具を持って勢いよく飛び出した。傑はもう車に乗り込んでいる頃だろう。早く謝って仲直りして…
『また4人でお酒飲みたいな』
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作者名:空白 | 作成日時:2021年6月9日 23時