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後輩2人と別れて私達の教室へと向かった。
…ってそういえば報告書持って来いって夜蛾先生に言われてるんだった。確か部屋にあったような…
『ごめん姉さん、梨花…私、部屋に報告書忘れたみたいで…』
加味「取りに戻る?」
『うん。だから先に行ってて!』
潮凪「はーい。じゃあ柚ちゃん行こ!」
加味「うん!」
少し申し訳なさを感じながら来た道を戻って行った。
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加味柚 side
Aが部屋に報告書を取りに戻ったので梨花ちゃんと2人で教室へ向かった。その間に五条くんと夏油くん、硝子ちゃんの事を聞いた。
3人とも凄く美形らしい。梨花ちゃんもAも可愛いし七海くんと灰原くんもかっこよかったから高専には顔が良い人しか入れないのかな…なんて思ったり。
教室の前に立ち、少し息を吐いてから扉を開けた。
そこには白髪にサングラスの男の子と特徴的な前髪の男の子、ショートカットの女の子がいた。多分白髪が五条くんで前髪が夏油くん、ショートカットが硝子ちゃんだよね。Aに聞いてた通りだ。
五条「でさー…あ、Aと梨花じゃん」
夏油「おかえり。あれ、A制服はどうしたんだい?」
家入「イメチェン?今度は清楚系狙ってんの?」
…ん?Aがいるの?
後ろを振り返ってもAはいないし隣には梨花ちゃんしかいない。どういうことだろう。
加味「えっと…こんにちは!」
家入「こんにちは?何でそんな他人行儀な訳?って言うか座りなよ」
夏油「白いワンピース似合ってるね、可愛いよ」
五条「あ、てかその持ってるヤツ土産?俺腹減ってたんだよねー」
頭に疑問符が浮かぶ私を差し置いてどんどん話が進んでいってる…
梨花ちゃんに助けを求めようと隣を見ると口元に手を抑えて微かに震えていた。吐き気でもするのかな?
五条くんは私の手に持ってる某白い恋人を貰おうと近づいて来る。身長が高くてわぁ、と声に出てしまった。
『ごめんごめん遅れた…って悟何やってんの?』
五条「だからお前のその土産を……は?」
後ろから報告書と思われる紙を持ってきたAがやってきた。その姿を見ると五条くんも夏油くんも硝子ちゃんもフリーズしていた。
その様子を見て梨花ちゃんが吹き出していた。
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作者名:空白 | 作成日時:2021年6月9日 23時