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次の日。梨花との合同任務の後に姉さんと合流する事になっていたのでぱっぱと任務を終わらせた。渋谷駅に集合って言われたけど…
潮凪「Aちゃんのお姉さんってどんな格好してるの?」
『あー…何か白いワンピースに黒いベルト付けてるって言ってた』
潮凪「おお…聞く限りオシャレだ…」
まあ顔はいいからね、基本的に何着ても似合うんだよ。悔しいけど。
任務が少し早く終わったせいか、姉さんの姿はまだ無くて梨花と駄弁っていた。任務の事とか、硝子にどうやったら酒と煙草を辞めさせられるかとか、ほんの少しの恋話とか。
『…ごめん梨花、ちょっとトイレ行ってもいい?』
潮凪「いいよ!ここで待ってるね?」
『うん!ありがと!』
梨花が変な輩に捕まってはいけないので全速力でトイレまで駆け込んだ。
・
潮凪梨花 side
Aちゃんが全速力でトイレに向かうのを見て、私の事を思ってなのかなと思い少し笑みが零れた。
いつも私の心配ばっかりしてるけどAちゃんだって可愛いし、何ならAちゃんの方が声かけられる可能性が高いのに。自分は二の次になるところ何とかしないとなあと思いながら白いワンピース姿の女性を探した。
白いワンピースを着た女性は何人かいたけど黒いベルトを付けてる人はいなくて…
Aちゃん早く帰って来てー…という思いで探した。
すると、白いワンピースに黒いベルトを付けたAちゃんがいた。何でAちゃんがそこ格好なの笑 もしかして私を笑わせる為にしてくれたとか?
やっぱり面白いや、と思いながらAちゃんに近づいて肩をトントンと叩いた。
潮凪「Aちゃん遅いよ〜」
「え…A…?」
潮凪「しかもその格好!私を笑わせる為にしたの?笑」
「え、えっと…」
潮凪「もう十分笑ったから大丈夫だよ笑」
「ええぇ…」
Aちゃんは困ったように眉を下げると私の顔を見つめた。予想してた反応じゃなかった、って思ってるのかな?
早くお姉さん探そうよ、と話していると後ろから肩をトントンと叩かれた。
『梨花、何してるの?』
潮凪「あっAちゃん!実はね………え?」
前には白いワンピースに黒いベルトを付けたAちゃん。後ろには高専の制服姿のAちゃん。
潮凪「Aちゃんが…2人…!?」
『あれ姉さんもう来てたんだ』
「さっき来たの」
潮凪「お、お姉さん…?」
・
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作者名:空白 | 作成日時:2021年6月9日 23時