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41 番外編 ページ41

『ハッピーニューイヤー!!』

潮凪「Aちゃんハッピーニューイヤー!」




梨花にいぇーいと言いながらハイタッチをする。

今は高専の皆と初詣に来ている。今さっき年を越してまた新しい年のスタート!今年こそは1級にならねば…!

外は星がキラキラと輝いていて私の心も晴れ晴れと……



は、してない。寒すぎる。

皆コートやマフラーを身につけていて姿だけでも寒いというのが伝わる。ほんと私の我儘で連れ出しちゃってごめんね。でもついて来てくれる皆も皆だよ。案外私のこと好きだよね、ツンデレだなぁ。





『あっおみくじーー!硝子!梨花!おみくじしよ!』

潮凪「いいねやろやろ!」

家入「えぇ…私はいいよ…」

『んなこと言わずにさぁ!』





硝子の腕を引っ張って来た先は恋愛みくじと書かれた箱の前。恋愛なんて私には無縁だけど彼氏が欲しくない訳じゃないし?

うん、きっとイケメン高身長高収入の男と結婚するから今のうちに見てた方が良い的な?

自分に沢山言い訳をして恋愛みくじとやらを1つ買った。





『梨花なんて書いてた?』

潮凪「えーっと…待ち人は3年後現れる…だって笑」

『3年後…?つまり私が卒業して現れれば…!』

家入「何言ってんだよ」

『硝子はなんて書いてた?』

家入「待ち人は来ず」

『私が貰うから来ない訳ないでしょ』

潮凪「ころころ乗り換えるじゃん笑」





いやいや、ころころ乗り換えるんじゃなくて可愛い女の子が私を待ってるだけなんだよ。

梨花も硝子も私に貰って欲しいんだろ☆

キランと効果音が付きそうなほどのウインクを2人に向けると梨花は苦笑いを浮かべ硝子は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

硝子はもう少しオブラートに包もうか。





家入「そういうAはなんて書いてんだよ」

『えーっとねー…待ち人はすぐ近くにいる、だって』

家入「へぇ?すぐ近くねぇ?」

五条「前髪が特徴的とか書いてねぇの?」

『書いてる訳ないじゃん…っていうかそれ、特徴がまんま傑なんだけど笑』

夏油「私のおみくじには待ち人の特徴が“ 変人 ”だったよ」

家入「へぇ、Aじゃん」

五条「Aだな」

潮凪「Aちゃんだね」

『よーしお前ら表に出ろシバいてやる』







と、いつもの茶番をしながら初詣をしていた。

待ち人はすぐ近くにいる、ねぇ…誰のことだろう?まっ、今年も頑張ろっと!












あけましておめでとうございます!
今年も夏油傑の悩みの種をよろしくお願いします!

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作者名:空白 | 作成日時:2021年6月9日 23時

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