夏油傑の悩みの種 (ページ32)

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『寒い〜！！！』

川谷さんにスーパーで降ろしてもらったはいいけど急用が入ったから帰りは歩きで！ってことで歩いて帰ってきた。何なんだよ、もう。

潮凪「おかえり！びちょびちょじゃん、どうしたの？」

『雨降ってきてさぁ…傑、そこのタオル取って』

夏油「はい。お風呂沸かしたけど入るかい？」

『入る！さすが傑！』

家入「パジャマは脱衣所にあるぞ」

『ありがと！』

五条「あ、洗濯機回してるから入れんなよ」

『はーい』

傑から受け取ったタオルを持って脱衣所まで向かった。…あんたらは私の親かよ。水に濡れて肌に張り付いた服を脱ぎながらそう思った。

それにしても寒いなぁ…雨のせい？それとも気温が低いから？今日は気温高いねぇーなんて川谷さん言ってたのに。

取り敢えず冷たくなった体をお湯で温めた。みんなとたこパ中だからゆっくりしている訳にもいかない。軽く身体を洗い流してお風呂場を後にした。

『ただいまー。今日は一段と寒いね…』

五条「寒い？何言ってんだよ。暑いだろ」

夏油「秋と言っても気温は高いままだね」

『あれ、そう？おっかしーな…』

硝子が用意してくれていたパジャマだけでは寒かったので更に薄い上着を着た。みんなたこパで暑いだけなんだよ。私は雨に打たれたから寒いんだ。

『タコ補充するよー』

潮凪「ありがとう！」

『……梨花と結婚したらこの笑顔一生見られるよね』

五条「何言ってんだ」

梨花もだいぶ溶け込んだと思う。最初はみんなのこと苗字呼びだったのにいつの間にか名前呼び。そしてみんな梨花のことを呼び捨て。仲良くなりすぎやろ〜！元々は私が連れてきたんやぞ〜！

暫くたこパをしながら愚痴やオススメのカフェ、琢真くんのこと等を話した。あの子私の7個下なんだって！？あの歳で呪霊と戦ってるなんてすごい…どこぞの五条の坊ちゃんかよ…

それにしても最近の子の発育はすげぇな。身長高かったし大人びてたし。年下だよね？10歳だよね？

家入「んじゃ、そろそろ帰るか」

五条「そうだな」

『片付けは私がするからいいよ。またたこパしようね！』

家入「もう病むなよ〜」

『なっ…病んでないし！！』

玄関先でみんなを送ったあとその場に座り込んだ。何か頭痛い…偏頭痛かなぁ。急に雨降るし低気圧だからきっと偏頭痛だ。体怠いのは…まあ気のせいだろう。

『さーて片付け片付け〜！！』

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