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天月｢写真集？｣
私はスタッフさんと打ち合わせがあるので会議室でその話をしていた。すると私の写真集を出したいとかなんとか。
天月｢需要ないですよ…？私可愛くないですし｣
ス｢あのね！Aちゃんは可愛いんだから自覚しないと！それに、ファンだったら喜ぶと思うわよ？考えてみて。木村さんが写真集出すことになったら…｣
天月｢絶対買いますね｣
ス｢でしょ？そういうことよ！｣
天月｢な、なるほど…？じゃあやります！｣
ス｢ありがと！次が本命ね。はい、これ｣
私はスタッフさんからある紙をもらった。そこにはこう書かれていた。
天月｢天月Aのワンマンライブ？｣
ス｢そう！AちゃんがずっとやりたがってたLIVEができるのよ！｣
LIVE…私がずっと目標にしてたLIVEが…出来る…
やばい涙溢れてきた。
天月｢うぅ…あっ、ありがとう…ごさ…いま…あーもー涙がー！！｣
ス｢いいのいいの…この2年、よく頑張ってたでしょ？それが認められたのよ｣
天月｢うぅ…ほんとにありがとうございます…｣
ス｢いいのいいの笑 ほら、木村さんに報告しなくていいの？｣
天月｢します！してきます！｣
私はスマホを持って会議室を飛び出した。そして良くんに電話をかけた。
天月｢良くん！！ごめん今大丈夫！？｣
木村｢大丈夫だけど…どうした？｣
天月｢私っ…私…うぅ…｣
木村｢もしかして泣いてる！？今どこにいるの！？｣
天月｢LIVE…することになったんだ｣
木村｢ほんと！？！？良かったじゃん！｣
天月｢もう良くんのおかげだよぉ…ありがと…｣
木村｢この2年間Aが頑張ったからだよ。おめでとう。｣
天月｢急に電話かけちゃってごめんね。私、これからラジオだから行かなくちゃ｣
木村｢ラジオ頑張って！あとLIVE絶対行く！｣
天月｢ゲストとして呼ぶよう言っとく笑 じゃあね！｣
木村｢またね！｣
やばい…実感湧かない…けど嬉しい。嬉しすぎる。涙がポロポロ溢れるもん。涙を抑えるために近くの自販機に移動して飲み物を買った。あーーもう！コーヒー飲んでも涙がとまんない！どんどん溢れてくる…
江口｢あ、Aじゃん。やっほ！｣
私が泣いてるとは知らずに拓さんが近づいてきた。そして私が泣いていると気づくと何があったか聞いてきた。え、これ拓さんにも言っていいの…？まあ拓さんは誰にも言わないと思うから大丈夫だよね。
江口｢誰かに何かされた？｣
天月｢い、いえ！そういうのじゃなくて…｣
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作者名：空白 | 作成日時：2021年3月30日 2時
