ヴィランになっても (ページ3)

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隣の席の人とペア学習をすることになった。
内容はヒーロー科がある高校の調べ学習。私達は勝己くんの希望により雄英を調べることに。

『勝己くん雄英に入るの？』

「当たり前だろ。俺はNO.1ヒーローになるからな」

『へー…じゃあ私はNO.2かな〜』

気が早いだろうけど時期ワンフォーオールの後継者が誰か気になってきた！まあオールマイトはまだ誰にも継がせる気はないだろうけど。

「テメェは雄英行かないのかよ」

『今のとこは受けないよ』

「は？んでだよ」

『とりあえずヒーロー科あるとこに行けばプロにはなれるし、私の場合最悪高校行かなくてもプロになれるし。……いや流石に高校は行くけどね！？』

途中勝己くんの目がとんでもない方向につり上がってたから高校は行く、と咄嗟に付け加えた。危な…爆破されるとこだったよ。

『まーでも勝己くんの頭なら雄英余裕かもね』

「はっ、当たり前だろ」

雄英の偏差値は79。倍率は300以上。まだまだ子供の私に何がどうとは説明できないけど超難関だということはオールマイトを初めとしたプロヒーローに沢山聞いた。

「テメェも勉強したら入れるだろ」

『どうだろ。実技試験はいけると思うけどね』

スラスラと本やパンフレットを基に必要な情報を書き出していく。

私は生まれてこの方、テスト勉強というものをした事がない。する時間がない、というのもあるのだが面倒なのだ。だけど何故かテストではいつも上位の方にいる。謎でしかない。

『プロに雄英行けって言われたらそりゃ行くけどさぁ…プロも雄英の難しさ知ってるからか無理強いはしてこないんだよね』

「あ"？プロから言われ無くても行けや」

『わぁ…顔怖い…』

多分だけどギャングオルカに負けないぐらいヴィラン顔だと思うよ。プロになったらギャングオルカといい勝負する。絶対に。

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